楽天・松井裕、今季目標は日本一でビールかけ

　新年の誓いは、日本一でビール解禁！！　楽天の松井裕樹投手（１９）が３日、横浜市内で行われた「青葉緑東リトルシニア」の新年行事にＯＢとして参加。１０月３０日の誕生日で２０歳を迎える今季の目標として、日本シリーズ制覇で勝利の美酒を浴びることを掲げた。

　ルーキーイヤーは４勝止まり。苦難の時間も経験し、飛躍を期待される２年目だ。「規定投球回を投げるには先発として２５試合から２７試合が必要になる。１年間、しっかりと先発ローテで回りたい。大事な役割を任せてもらえるようにやっていきたい」。先輩についていくだけだった昨季とは違う自覚を見せた。

　４日には田中（現ヤンキース）、則本、辛島らとともに沖縄県内での自主トレに出発する。絶対エースの野球道を間近で体感し、目指すものは日本一奪回。「日本シリーズが終わるころになればお酒を楽しめる。ビールかけに参加したい」。入団前の１３年はテレビで見ているだけだった歓喜の瞬間を味わうことが大目標だ。

　この日は出身チームの新春行事に参加。神社で引いたおみくじは２年連続の「吉」だったが、その中には「あらそいごと勝なり」。日本一を予感させる文言に「いいことがありますよ」と白い歯を見せた。　（井上学）