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【プロ野球】

ライアン小川、今季目標に20勝 「今年は勝負の年」と意気込み

2015年1月4日 紙面から

年間20勝を目標に掲げ始動したヤクルト・小川=東京都八王子市の創価大グラウンドで(竹村和佳子撮影)

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 大台に到達して最下位から脱出−。ヤクルトの小川泰弘投手(24)が3日、東京都八王子市にある母校の創価大グラウンドで、オリックス・小谷野、中日・八木などOBらとの合同自主トレに初めて参加し、本格的に始動した。

 「今年はチームにとっても個人的にも勝負の年。絶対に最下位から脱出しなきゃいけない」。そのために小川が掲げた数字が、セ・リーグでは2003年の井川(阪神)以来となる大台の20勝到達。今季3年目を迎える右腕は「1年を通してチームを引っ張り、15〜20勝挙げて最多勝争いに食い込みたい」と、その鼻息はどこまでも荒い。

 昨年は右手のひらに打球を受けて約3カ月間戦線離脱し9勝止まり。秋季キャンプ初日に左脇腹を痛め、侍ジャパンも辞退するなどケガに泣かされた。「今年、もう一度しっかりやれれば、乗っていける」。小川が描くのは、16勝を挙げ最多勝と新人王を獲得したルーキーイヤーの再現。一昨年の勇姿を取り戻すことができれば…の思いだ。

 もちろん、20勝到達は容易ではないが、準備に余念はない。左脇腹痛で秋からは慎重にリハビリしていたが、元日も1人でランニングするなど正月返上で入念に調整。そして来週からは昨年に続き、レッドソックス・上原と自主トレを行う。

 小川にとって、巨人時代に20勝を経験したメジャーリーガーは、何よりの教材。ともに汗を流しつつ、20勝到達のノウハウを吸収できる願ってもない機会だ。「脇腹の影響はもうない。しっかり腕を振って投げられている。今からでも、ブルペンに入れそう」。小川が大台の20勝到達すれば、おのずとヤクルトの巻き返しも現実味を帯びてくる。 (竹村和佳子)

 

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