邦人女性、インドで1か月監禁され集団暴行被害

 【ニューデリー=石田浩之】インド東部コルカタ警察は3日までに、日本人女性(22)を監禁し、性的暴行を加えたとしてインド人の男5人を逮捕した。

 警察当局によると、昨年11月20日、男5人がコルカタで旅行ガイドを装って日本語で女性に声を掛け、北部ブッダガヤの民家などに約1か月にわたって監禁したうえ、集団で暴行した疑い。男たちは女性に銃を突きつけ、現金7万6000ルピー(約14万円)を奪ったという。女性は在コルカタ日本総領事館などと連絡を取って逃げ、12月下旬にコルカタ警察に被害届を出したという。

 インドでは2012年12月、女子大生がニューデリーを走るバスの車内で集団暴行され、車外に突き落とされて死亡する事件が発生。性犯罪を厳罰化する法改正が行われたが、その後も事件は相次いでいる。ニューデリー警察当局が2日発表した統計によると、昨年ニューデリーで警察などに申告された性的暴行の件数は2069件で、13年の1571件から大幅に増加した。

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