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精子に影響!? 薄毛治療「フィナステリド製剤」に隠されたリスクとは

nikkanCare.ism 1月3日(土)20時11分配信

「最近抜け毛が多いな……」「前に比べて頭皮が見えてきた」など、今までにはなかった悩みを抱えていませんか?

薄毛は男性としての自信を失ってしまうおそれのある、重大な問題です。最近では薄毛治療剤など簡単に手に入る時代となり、アレコレと試みている人も多いのでは?

しかし、その薄毛治療剤が男性にとって大変キケンであるかもしれないことが判明しました。



■フィナステリド製剤は精子に影響あり!

“フィナステリド製剤”をご存知ですか? 今や薄毛治療剤として有名で、皮膚科やAGA専門病院で処方を受けたり、ネットで入手できたりと一般的になっています。

しかし、そのリスクはきちんと把握していますか? 実は、フィナステリド製剤の服用により、精子の数の減少や精子のDNAにダメージを与え、無精子症のレベルまで悪化させるおそれが報告されています。

フィナステリド製剤の効能書には、“その他の副作用”として

「1〜5%でリビドー減退(性的欲求が衰退すること)」
「1%未満で勃起機能不全、射精障害、精液量減少」

と記載されています。

それだけでなく、海外では精液からのパートナーへのフィナステリドの暴露を避けるため、コンドームの使用を勧めているとのこと。特に妊婦の場合は、胎児の性分化に影響するおそれもあるのだそうです。

日本でもAGA啓発サイトでは、「妊娠中の婦人が本剤を服用したり、破損した錠剤に触れて有効成分が吸収されたりすると、男子胎児の生殖器官等の正常発育に影響を及ぼすおそれがあります。」と明記されています。

薄毛治療のために気軽に服用してしまっているかもしれませんが、その危険性は重大。特に、若い男性は見過ごせない問題ですね。



■フィナステリド製剤には後遺症もあり

さらに、海外では、“フィナステリド症候群”というフィナステリド製剤を服用しての後遺症が問題視されています。

その内容はというと、「リビドー減退や勃起機能不全、射精障害は投与中止後も継続したとの報告がある」というもので、今ではフィナステリド製剤の説明書に使用上の注意として明記されています。

医薬品とはいえ、リスクを考えずに安易に服用してしまうと抜け毛以上に深刻な問題を抱えてしまうおそれもあるのです。



薄毛治療は長期戦で、早期から根気よく治療することが重要視されています。長きに渡って治療をする必要があるからこそ、そのリスクについて十分に知っておく必要がありますね。

ぜひこれを機に今一度よく検討してみてはいかがでしょうか?

最終更新:1月3日(土)20時11分

nikkanCare.ism

 

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