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【サッカー通信】「プレー数値化」「バニシングスプレー」Jリーグ導入 ブラジルW杯の“新顔”日本で定着するか

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【サッカー通信】
「プレー数値化」「バニシングスプレー」Jリーグ導入 ブラジルW杯の“新顔”日本で定着するか

ナビスコ杯決勝の後半、FKの際にバニシングスプレーを使用する西村雄一主審=2014年11月8日、埼玉スタジアム(山田喜貴撮影)

 2014年のサッカーワールドカップ(W杯)ブラジル大会では、選手の移動距離やプレー内容などを捉えた詳細なデータや、数分で消える白線をピッチに描くことができるバニシングスプレーという“新顔”が登場した。Jリーグは15年シーズンからJ1の全試合で各選手の動きなどのデータを収集しさまざまな形で生かす方針を決定。一方、欧州各国で導入が始まったスプレーについては、まだ導入できるか否かの可能性を探っている段階だ。日本で定着するのだろうか。

 ■数値化の効果

 Jリーグは来季から、J1の全試合で各選手のさまざまなデータを収集する。W杯では、選手が走った距離、放ったパスやシュートの本数、ダッシュの回数など、多くのデータが提供された。村井満チェアマンは「ほぼ同等のデータが集められると考えている」との見通しを示している。

 走った距離、パスに関しては距離や強弱。シュートは本数やゴールの枠のどこに飛んだのか-などがすべて数値化されることになる。これまでは感覚的な部分で行われることが多かった選手と監督ら指導者の話し合いが、明確な根拠を持って行える材料になる。

 日本サッカー協会の川淵三郎最高顧問は、W杯期間中に提供されたデータについて「動きやプレー内容が“可視化”されて、選手や指導者は感覚ではなく、さまざまな指標に基づいて改善策、強化策を考えられる」と大きな期待を寄せた。川淵最高顧問がチェアマンだった1993年のJリーグ創設時には、「選手の動きが数値化されるなんて、想像もしていなかった」と振り返った。

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