JR:3月14日東京発北陸新幹線、姿消すブルトレ

毎日新聞 2014年12月19日 18時42分(最終更新 12月19日 22時14分)

寝台特急「北斗星」=札幌市中央区で2014年5月23日、石井諭撮影
寝台特急「北斗星」=札幌市中央区で2014年5月23日、石井諭撮影

 JR旅客6社と貨物は19日、来年3月14日実施のダイヤ改正を発表した。北陸新幹線が東京−金沢間で直通運転を開始。首都圏では通勤混雑緩和の切り札となる上野東京ラインの開通で、宇都宮・高崎線の東海道線相互乗り入れと常磐線の品川延伸が実現する。

 2015年度末に開業する北海道新幹線の青函トンネル工事と車両の老朽化に伴い、唯一のブルートレイン「北斗星」(上野−札幌間)と、寝台特急「トワイライトエクスプレス」(大阪−札幌間)が定期列車から姿を消す。

 新幹線は北陸が速達タイプの「かがやき」を東京−金沢間に朝夕10往復、停車タイプの「はくたか」が14往復する。現行の越後湯沢乗り換えと比べ、1時間23分短縮され、最速2時間28分で結ばれる。開業から6月末までは臨時の「かがやき」を毎日3往復させ、うち1往復を新高岡に停車させる。平日の朝時間帯に上越妙高−長野間に臨時の「はくたか」を運行する。

 東海道・山陽は最高速度を15キロ引き上げ、時速285キロ運転を実施し、東京−新大阪間の「のぞみ」36本、同−博多間の30本の到達時間を3分短縮する。

 在来線は信越線新井・上越妙高−新潟間に「しらゆき」、北陸線金沢−福井間の朝夕時間帯に「ダイナスター」、七尾線金沢−和倉温泉間に「能登かがり火」の特急を新設する。【斉藤正利】

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