米国:中間選挙の全議席確定

毎日新聞 2014年12月18日 21時19分(最終更新 12月19日 01時35分)

 【ワシントン西田進一郎】11月の米中間選挙で大接戦のため唯一結果が確定していなかったアリゾナ州の下院議席は17日、再集計の結果、野党・共和党候補の勝利が確定した。来年1月6日から始まる新議会での下院(定数435)の新勢力は、共和党が247議席、与党・民主党が188議席。共和党はトルーマン大統領時代の1946年に獲得した第二次世界大戦後の最多議席246を更新した。

 下院の現有勢力は、中間選で補充された欠員分を含めて共和党234、民主党201で、共和党は中間選で13議席を積み上げた形だ。一方、上院(定数100)の新勢力は、共和党54議席、民主党46議席(無所属を含む)で確定済み。現有勢力は民主党55議席(無所属2議席含む)、共和党45議席で、共和党が9議席純増させて8年ぶりに過半数を奪還した。1月からの新議会で上下両院の過半数を握る共和党は、残り任期2年のオバマ大統領に攻勢をかける。

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