寒気:九州の市内で初雪 山口も大荒れ

毎日新聞 2014年12月17日 10時42分(最終更新 12月17日 15時41分)

雪化粧を始めた国宝瑠璃光寺五重塔=山口市香山町で2014年12月17日午前8時48分、柴山雄太撮影
雪化粧を始めた国宝瑠璃光寺五重塔=山口市香山町で2014年12月17日午前8時48分、柴山雄太撮影

 冬型の気圧配置が強まった17日朝、九州北部・山口地方でも平野部で強い風雪が続く大荒れの天候となった。熊本、大分、長崎、鹿児島、宮崎の各市内では初雪を観測し山間部で数センチの積雪を記録した。気象庁は九州北部で今後も断続的に雪が降るとみて注意を呼び掛けている。

 福岡管区気象台によると、九州北部上空に氷点下12度以下の強い寒気が流れ込み、17日朝は各地で最低気温が例年を下回る厳しい寒さとなった。各地で17日未明から初雪が降り始め、山口市の市街地でも2センチの積雪を観測した。

 また、福岡県糸島市でJR筑肥線の一部区間が早朝から強風で徐行運転となるなど交通機関にも影響が出た。

 同気象台によると、九州北部では18日午前6時までに山間部では10〜30センチの積雪を予想。平野部でも山口県で10センチ、福岡、佐賀両県でも5センチ積もるとみている。【松本光央】

最新写真特集