アギーレ監督告発:出頭、来年2月か 八百長疑惑
毎日新聞 2014年12月16日 12時51分(最終更新 12月17日 08時02分)
アギーレ監督が八百長疑惑でスペインの検察に告発されたことを受け、日本サッカー協会の関係者は16日、硬い表情を見せた。今夏のワールドカップ(W杯)ブラジル大会後、アギーレ監督の招へいに尽力した原博実・同協会専務理事は同日朝、報道陣の取材に「ノーコメントですね」と答えるにとどめた。
2連覇がかかるアジアカップ(アジア杯)のメンバーが15日に発表された日本代表は29日、千葉県内で国内合宿をスタート。来月2日にアジア杯開催地のオーストラリアに移動し、同12日の1次リーグ初戦のパレスチナ戦に備える予定だ。
アギーレ監督は同協会に対し、スペインの弁護士の話として、裁判所に出頭を求められるとしてもアジア杯後の来年2月の見込みと説明したという。しかし、八百長疑惑で実際に告発されたことでチームの士気に影響が出かねない。15日の記者会見では八百長疑惑のままアジア杯で指揮を執ることに「競技にのみ集中して挑みたい」と説明。同協会のヒアリングにも関与を否定している。【村社拓信】