★瞑想をすると脳の構造が変化する!? 集中力＆記憶力がアップして不安&ストレスが減少するという科学的な検証★
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皆さんはメディテーション（瞑想）をしていますか?瞑想という言葉を聞くと、宗教っぽくてあまり良いイメージがない方もいるかもしれません。でも、そんなイメージがあるために、メディテーションから遠ざかっているとしたら、それはとってももったいないことかもしれませんよ!最近の科学的な検証で、メディテーションが実際に、知力を司るグレイマターに影響することがわかってきたようです。ニューロイマジンの精神医学リサーチによると、米国のリサーチグループが瞑想をまったく行ったことのない16人の被験者を対象に8週間の瞑想プログラムを行いました。この瞑想は、「マインドフルネス・メディテーション」と言う、ジャッジすることなく自身の感情や感覚に深く意識を置くマインドの状態に集中するスタイルのメディテーションで、被験者は8週間毎日、平均27分間この瞑想を行いました。8週間のプログラムを終えて、テストを行ったところ、脳の学習や記憶を司り、思いやりや自己覚醒意識とも関わりのある海馬のグレイマターの密度が増し、不安や懸念、ストレスを司る小脳扁桃のサイズが小さくなっていることもわかったようです。つまり、このメディテーションが脳の構造を変化させ、集中力や記憶力、セルフアウェアネスを高める箇所を増幅し、不安やストレスを生じる箇所を縮小したのです。脳は実際、脳細胞を再生することができるということも間違いなさそうです。そして、このリサーチで行われた「マインドフルネス・メディテーション」だけが脳に良い影響を与えるというわけではありません。どのようなスタイルであっても、メディテーションは私たちの脳に有益であるようです。2009年に発表されたUCLAの研究によれば、長期に渡って瞑想をおこなっている、色々なタイプの瞑想者を対象にMRIを使って調べたところ、いずれの瞑想者も、集中力や記憶力を司る海馬と、感情を統制する眼窩前頭皮質が瞑想を行わない人々より、大きい事がわかりました。総じて、メディテーションをすることで、よりクリエイティブになり、学習能力、思考力、理解力を高め、人生をより大きな視野で見る事が出来るようです。アメリカではセレブや企業のCEO、エグゼクティブ達もメディテーションを嗜む方が多い様ですし、脳科学者の苫米地さん等も瞑想を勧めています。筆者も、毎日30分程のメディテーションを行っていますが、体感として、以前に比べ、不安やストレスは殆ど感じなくなりましたし、読書等をしていても、スーッと作者の意図が理解できるようになったと感じます。特にテストを行ったわけではないので、頭が良くなっているかどうかを証明することはできませんが、筆者の社会的状況が以前より特に改善されていないことを鑑みると、やはり不安やストレスの激減は、日々のメディテーションの恩恵であると感じています。また、メディテーションをすることで、深くリラックスできるので、質の良い睡眠をとることができますし、メディテーションをしている際の不思議な感覚はとても心地よく楽しいので、健康面や趣味的な要素からもお勧めです!さあ、あなたもメディテーションで脳をパワーアップし、快適ライフを過ごしませんか?
「Psychiatry Research: Neuroimaging誌」の2011年1月30日号に掲載された米国のマサチュセッツ総合病院の精神医学神経画像法研究プログラムのサラ・レーザー（Sara Lazar PhD）氏等による研究結果によると、「マインドフルネス瞑想法と呼ばれる瞑想を練習すると、記憶と学習、覚醒、共感または感情移入、ストレスに関連した脳領域に変化が現れる」という。この瞑想法を8週間行った後に、これらの脳領域の灰白質に測定可能な変化が生じた事を、この研究は示している。マインドフルネス瞑想法は近年、特に欧米で不安症やストレス、鬱病等の治療法として人気が高まっている。マインドフルネス瞑想法では、自分の「いまここ」の五感、感情、心の状態を、あるがままに、判断を加える事なくただ認識する事に集中する。この研究は、この瞑想法がストレスや不安の症状を緩和するだけでなく、実際にそれらに関連する脳領域に構造的変化が現れる事を示したのである。「瞑想の実践は平和の感覚と精神的リラックスに関連していますが、瞑想の実践者は長年、終日持続する認知的かつ心理学的な良い効果があると主張しています」と、レーザー氏は語っている。「今回の研究は、脳の構造の変化が、これまで報告されている効果のいくつかをもたらす事と、単に瞑想によってリラックスした時間を過ごした事が気分を改善する理由ではない事を示している」と言う。以前の研究が、熟練の瞑想実践者と瞑想歴のない人の脳の間に構造的な違いがある事を発見している。違いは、注意と感情的な統合に関連した領域の大脳皮質の厚さの差として現れた。しかし、これらの研究はこの差異が実際に瞑想によって生み出されたものであると示す事は出来なかった。レーザー氏等が行った研究では、16人の人々に8週間の「マインドフルネス瞑想法に基づくストレス緩和(MBSR)」プログラムに参加してもらって、その前後の脳のMR画像を比較した。レーザー氏によると、「マインドフルネス瞑想法に基づくストレス緩和」は、マインドフルネス瞑想法の中でも、最も広く使用されているプログラムで、精神的健康状態に良い効果を示し、多くの精神障害の症状を改善する事が報告されているという。この人々は、マインドフルネス瞑想法の実習を含む週に1回のミーティングに参加した。更に自宅用に瞑想を誘導する為の録音物が渡されて、毎日どのくらい瞑想をしたかを記録してもらった。同じ期間に瞑想をしないで過ごした人々（このプラグラムへの順番待ちリスト登録者）の脳のMR画像も撮った。瞑想グループの人々は、毎日マイドフルネス瞑想法の訓練の為に平均で27分間の時間を費やしたと報告した。マイドフルネス質問票への回答は、プログラムを始める前と比べて、精神的状態がかなり改善したと示していた。MR画像の分析によって、脳の後帯状回皮質、側頭頭頂接合部、小脳の領域で灰白質密度が増加している事が判明した。MR画像は、学習や記憶に重要な脳領域として知られる海馬と、自己認識と思いやり、内省に関連する脳領域で、灰白質密度が増加していると示している。これらの領域は以前の研究も瞑想と関連する事を示す。また、ストレスが減少したと報告した人々では、不安とストレスに重要な役割を果たす事が知られている脳領域の扁桃核の灰白質密度が低下していた。以上の変化は、瞑想をしなかった人々では見られなかった。今回の8週間の瞑想では、自己認識に関連する脳領域である島に変化は現れなかった。この領域の変化にはより長期の瞑想訓練が必要であるようである。「今回の研究で、脳の可塑性を見る事が出来た事と、また私たちは瞑想によって脳自体を変える事が出来て、幸福と生活の質を増す事が出来る事が分かったのは素晴らしい事です」 と、共同研究者のドイツのギーセン大学のブリッタ・ホルゼル（Britta Holzel PhD）氏は述べている。＜転載＞MY SPIRITUAL2011.12.21 ＜参考1＞★ヨガが不整脈や脳卒中の予防に効果的、新たな治療法として提案される!?★ ＜参考2＞★瞑想に高い鎮痛効果!?★ ＜参考3＞★ヨガ、乳がん患者のストレス低減に効果!?★ |
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