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首相 戦後70年で「談話」内容検討へ1月3日 7時09分
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安倍総理大臣は、戦後70年となることし、歴史認識に関する歴代内閣の立場を引き継ぎつつ、未来志向のメッセージを盛り込んだ「総理大臣談話」を発表したいとしており、有識者らの意見も参考にしながら具体的な内容を検討することにしています。
「総理大臣談話」は、総理大臣が、歴史認識や重要政策に関する意思を内外に示す場合などに出されており、戦後50年の平成7年に当時の村山総理大臣が、過去の植民地支配と侵略に対し、痛切な反省を表明した談話を出したほか、戦後60年の平成17年には、当時の小泉総理大臣が村山談話と同様の内容の談話を発表しました。
安倍総理大臣も、戦後70年となることし、「総理大臣談話」を発表する考えを明らかにしており、これに関連して、政府は去年、「安倍内閣として歴史認識に関する歴代内閣の立場を全体として引き継いでいる」としたうえで、これを前提に、しかるべき時期に談話を発表したいとする答弁書を閣議決定しています。
安倍総理大臣は、自由や民主主義を重視する戦後の日本の歩みや、歴史認識に関する歴代内閣の立場を引き継ぎつつ、未来志向のメッセージを盛り込みたい考えで、今後、有識者らから意見を聞く機会を設け、そこで出された意見も参考にしながら、具体的な内容を検討することにしています。