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大阪都構想を支持する

明けましておめでとうございます。
本年も「本気論・本音論」をどうぞよろしくお願いいたします。

年が明け、日本人の多くはなんだか色んなものがリセットされる気になるから不思議だ。
実は12月20日に起きた出来事など、たかだか2週間前の話でしかない。選挙が終わったのなど、3週間ほど前の話だ。なのに、新聞やテレビの表記上、
「去年12月に行われた総選挙では…」
となってしまうので、なんだかかなり昔のことのように感じる。これが日本人のいい文化であり、悪しき文化なのかもしれない。

さて、2015年、今年も様々なことが起こるだろうが、現在分かっている中で筆者が注目していることの一つに「大阪都構想」が挙げられる。

正直に言うと、筆者は「大阪都」にまでする必要自体はないと思っている。今でもいろいろな改革が出来そうな、外から見ているとそんな感想も少し持っている。しかし、橋下氏の戦い、懸命な姿勢は見ていて信念という柱が通っていると感じる。
筆者のブログも言論サイトBLOGOSに転載されているが、そのBLOGOSにて、1月3日に橋下徹氏のツイッターをまとめたものが掲載されていた(→「有権者と対話しろ、と批判する新聞社ほど、数人の何とか委員会の議論を絶対視する。笑い話かよ 」)。
とても感心するとともに、一点を除いて、完全に同意できた。もしお時間があれば、興味のない方にもぜひご一読願いたいツイートだ。

強いて言えば、マスコミの役割は、記述されているように「万年野党」でいいと思うのが筆者の価値観である。これは世界中で同じなのだが、イギリスのBBCなどの「国営」のマスコミを除き、マスメディアは「政権の監視者」「権力者に対する反論的視点の提示者」であるべきだとは思う。
民主主義国家において、選挙で選ばれた政治家たちは「国を(地方自治体を)動かす力」を持っている。これはかなりの力であることは間違いない。もしマスコミが「政権の犬」になり下がった場合、政権が正しい方向に進んでいる場合は、改革なども加速度的に進めることが出来るが、仮に間違った方向に進み始めてしまう場合、その「暴走」を助長してしまう危険性をはらむこととなる。
橋下氏にとってはうっとおしいことこの上ないと思うが、マスメディアはこれからも変わらずに批判的な目線も提示し続けてほしいと、筆者は考える。

しかし、それ以上に、この橋下氏のツイートには賛同し、声援を送りたくなる言葉がとてもたくさん並んでいる。



・政治家と学者、評論家の決定的な違いは、世の中のここが問題だなと感じたときに、それを実際に正すかどうか。学者、評論家の類は、言うだけ。政治家はたとえわずかであっても改善することが役割だ。

・もがき、あがくことが評価される社会じゃないと、誰もやらなくなる。国民全員が評論家的になったら国は沈没だ。すかして評論する連中よりも、ぶさいくにもがき、あがく連中が評価される社会を目指したい



同感だ。筆者も情報番組の取材者として、13年間にわたり大手テレビ局の、しかも大変に視聴率の高い番組から、情報を発信する側の人間として働いてきた経験から、同じように感じていた。政治家たちはES細胞のように万能ではないし、時には情けない姿も見せるだろうが、それでも、未来のためにもがき、苦しもうという人を、ただ非難していればいいとは思えない。選挙終了直後のブログにも書いたのだが(→「いい選挙だったと感じる」)、土俵に上がらず、リスクも取らず、大した実績も持たずに評論家ぶり、立候補者や選挙に臨む人たちを馬鹿にした論調を書いて悦に入っている情けない人間は、残念ながらこのBLOGOS上にも散見される。そんな連中がいったい何の実績を残してきたのか知らないが、選挙に出て未来のために命を使おうとする人間たちを、考えなしにバカにするものではないと思う。

そりゃあ、情けない、非難されるべき連中だって、国政にも地方議会にも少なくないが、それでも最低限のリスペクトを忘れちゃあいけないと思う。橋下氏は、まさに今、一番不細工だと思う。選挙に出るとか出ないとか、有権者を混乱させたり、在特会の人物と子供じみた言い争いをしたり。突っ込みどころ満載であっても、少なくとも、彼はもがいている。もがいているのは「未来の大阪の人々のため」だと思う。そこはぶれてない気がする。



・大阪都構想も100%完璧なものではないだろう。しかし今の大阪府・大阪市と比べてどうなんだ?という議論が全く欠けている。大阪都構想に色々と批判が加えられているが、今の大阪府・大阪市の体制で、大阪の政治行政はどれだけ酷いものになっていたか。そのこととの対比が必要だ。

・大阪の政治行政がうまく回っていたなら、僕が政治家になる必要もなかった。政治家は現状維持では意味がない。常に、以前よりもましになることを目指さなければならない。



その通りだ。特に「今と比べてどうなんだ?という議論が抜けている」という指摘は全くその通りだ。もちろん先述したように、批判的に論を展開することは間違っていないと思うし、そのままでいいとは思う。だが、有権者たちは「そもそもマスメディアは批判的なことをいう機関なのだ」というメディアリテラシーの視点をしっかりと持つべきだろう。日本人は「現状」が好きだ。「変わること」にビビる人間は少なくない。しかし、勇気をもって変わっていかないと、経済は衰退し、人口は減り続け、世界からはヒンシュクの目で見られ続ける、そういう時代にすでに入っているという現実をちゃんと直視しなければいけない。アホみたいに労働人口が増え続け、ほっといてもGDPが増加する、そんな時代はもう20年も前に終わってる。なのに、日本人はその前の50年間、「ほっといても」成長し続け、「関心なんて持たなくても」生活がよくなり続けていたので、それでいいと思ってしまっている人が少なくない。橋下氏はそこにメスを入れようとしていることは事実だと思う。なので、反発があることも当然だと思う。

橋下氏は当該ツイート記事をこう締めくくっている。



・100%正しいかどうかは分からない。でも、少しでも良くなることを信じて、行動を起こさなければ、現状が変わることは永遠にない。改善を目指すことが社会の構成員としての使命だ。すかして悲観的に評論するよりも、ぶさいくにもがき、あがこう。




正直に言う。
東京に住む人間にとって「大阪都構想」ははっきり言ってそんなに関心はない。と、言うかどうでもいい。東京都民にとって「好きにすれば?」程度の話だ。筆者が飲んだあるテレビ関係者は去年の12月…と言うか、先月の話だが
「橋下はもうオワコンだろう」
と断言していた。その気持ちも分からなくはない。あの在特会とのケンカの直後だったし。あれは確かに格好よくはなかった。

だが関西で生まれ、大学卒業までをずっと関西で育った筆者にとって、橋下氏の挑戦は少なくとも、チープなドラマや金ばかりかけたハリウッドの映画よりも関心の持てるテーマであることは間違いない。

この場を借りて共に飲んだテレビ関係者に言う。

橋下徹はまだ終わっていない。むしろ、彼の挑戦のクライマックスは、まさにこれから始まるのだ。

見逃すと損をする挑戦が、今年の5月中旬に行われる。何があったのかは知らないが、公明党の姿勢転換により、大阪都構想を問う、住民投票が行われるのだ。こんな画期的な事態が、日本の政治シーンに、最近あったろうか?
かっこ悪くて、ブザマ。週刊誌には醜聞も書き立てられた。それでももがき、あがき続ける。そんな政治家が、日本にいてもいいと思う。少なくとも、筆者は、現段階において…



橋下徹氏と大阪都構想を支持する。

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