聞き手・船崎桜、木村聡史
2015年1月2日05時44分
「AKIRA」などで知られる漫画家・映画監督の大友克洋さん(60)=宮城県登米市出身=の原画を基にした陶板レリーフが3月、仙台空港に飾られる。時には脅威ともなる大自然と人間とのかかわり方を表した作品。そこに込めた震災や復興への思いを大友さんに聞いた。
――どんな思いで原画を描かれたのですか。
抽象的ではなくストーリー性を持ったものがいいと考えました。素通りせずに「何を表現しているのだろう」と足をとめてレリーフを見てほしい。(東日本大震災は)どんどん風化していくし、子どもたちも大きくなる。そんな子どもたちが思い出してくれればいいと思います。震災を知らない子なら、両親に「これ何?」と聞いて、地震や復興の話題になればいいですね。
――中央にわらし(子ども)、両側に風神と雷神がいる構図です。
これも子どもたちに見てもらうことを意識しています。わらしが荒波を乗り越えるというドラマチックな感じにして引きつけようと思いました。風神と雷神は自然の脅威をイメージしています。自然には勝てっこないけど、どう情報を得て、台風や地震などを予防して安全にすごせるか。常にそばにある自然とうまく付き合えたらいいんじゃないかなと。
横長の作品なので、立って見渡しても作品として堪えうるよう、わらし、風神、雷神と見るポイントを三つにしました。風神と雷神が乗っている狛犬(こまいぬ)と、わらしが乗っている金魚のロボットは趣味で描きました。
――震災のときはどちらにいましたか。
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