もしかしたらあなたは、徳島県神山町という場所をご存知かもしれません。
徳島市内から車を走らせること40〜50分。
山あいを進んだ道の先に、自然と共に生きるその町は見えてきます。
ここは、人口約6,000名、高齢者率46%の人口の自然減が進む典型的な過疎の町。
棚田が広がり、木々が茂る。そこには普通の日本の田舎の景色が広がります。
けれどここは、普通の田舎と少し違う。
ネットインフラが整備され、NPO法人グリーンバレーが「創造的過疎」による
持続可能な地域づくりに取り組むことが知られて久しい町。
神山塾に、アーティスト・イン・レジデンス、
ワーク・イン・レジデンスに、企業のサテライトオフィス誘致……。
2011年度、この町が制定されて以来初の人口増が確認され、
町は再び息を吹き返したように活気付く。
情報はメディアに溢れ、素晴らしい場所だと、行きたい場所だと、世の中は言いました。