英国:バーレーンに恒久的海軍基地 「スエズ以東」復帰へ
毎日新聞 2014年12月09日 20時10分(最終更新 12月09日 20時36分)
英国とスエズ運河
第2次中東戦争(1956〜57年)以降、エジプトによるスエズ運河国有化が国際承認された後も、英国は同運河地帯より東の中東・アジア地域に軍を駐留させていた。しかし、その維持が英経済を圧迫したことから、ウィルソン首相は68年、71年までにスエズ以東から英軍を撤退させる方針を表明。大英帝国の名残の一つが消え、71年には英保護領だったペルシャ湾南岸のアブダビなどの首長国が「アラブ首長国連邦」として独立した。