蔭西晴子
2015年1月1日05時00分
2014年に国内で生まれた日本人の子どもは前年より2万9千人少ない100万1千人で過去最少になる見込みだ。厚生労働省が31日に公表した人口動態統計の年間推計で分かった。逆に死亡数は前年より1千人多い戦後最多の126万9千人と推計されている。人口の自然減は26万8千人に達し、過去最多となる見通しだ。人口減は07年から8年連続となる。
出生数は、第2次ベビーブームだった73年の209万2千人から減少傾向が続く。統計を取り始めた1899年以降(1944~46年は調査せず)で最も少なく、100万人を割り込む一歩手前まできた。
公表されたのは推計値で、数字は毎年9月に確定する。推計と実数は1千人程度の誤差を生じることもあるため、14年の出生数が確定値で100万人を割り込む可能性もでてきた。
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朝日新聞社会部
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