武田あらのぶ『ヒメハメトリップ』
なお、管理人はクールビューティーな出来る美人総務の興津さんが一等お気に入りでございます。こんな美人総務が居たら事務手続きを頑張るのに・・・(無い物ねだり
さて本日は、武田あらのぶ先生の初単行本『ヒメハメトリップ』(キルタイムコミュニケーション)の遅延へたレビューです。表紙のアクメ顔姫騎士に惹かれて購入いたしました。
エロエロな巨乳美少女とがっつりファックという欲望に忠実な1冊となっております。
描き下ろし作品とフルカラー掌編「エルフ姫騎士~孕ませの儀~」「肛因便女」(共に6P)を除き、1作当りのページ数は16~24P(平均19P強)とやや控えめな部類。明確にエロメインの作品構築であるため、シナリオの存在感はほぼ無いですが、抜きツールとしては手堅い作りと評し得るでしょう。
【分かり易いパターンを踏襲したラブコメ&凌辱エロ】
表紙絵の囚われの姫騎士の絵柄から、キルタイム系伝統のファンタジー凌辱エロを期待する方も多いと思われますが、本作のメインは現代日本を舞台にした作品が多く、ファンタジー凌辱系の作品は数作に止まります。
厳しい鬼上司である美人課長を催眠凌辱&エロ調教な短編「小憎いツンカワ上司を復讐妊活!」、地味でボッチな女の子を華やかにコーディネイトしつつ薬物を利用して快楽付けに~な短編「非モテからリア充へ」など、凌辱系統の作品も存在しますが、ファンタジー要素はあまり絡んでおらず、単純に暴力や脅迫を用いて凌辱に及ぶタイプの作品となっています。
ファンタジー要素が絡む作品では、ド定番の姫騎士凌辱ものであるフルカラー掌編「エルフ姫騎士」や、勇者パーティーの中で勇者の彼女である僧侶さんが別の男達にアナルセックス調教&ネトラレという短編「僧侶レイアの冒険譚」などがあり、こちらはキルタイム系王道のシチュエーション設計と言えるでしょう。
全般的に作劇の巧拙で言えば、初単行本ということもあってある程度は拙い印象があり、エロ漫画的なご都合主義に強く依存する余りにそれを上手く料理できていないと感じることもあります。とは言え、和姦エロにしろ凌辱エロにしろ、王道的なパターンを明確に踏襲している分、シナリオの存在感が希薄になる一方で、エロへのお膳立ては分かり易く為されているのはある意味では長所・魅力と評し得ます。
【もっちり巨乳&桃尻なエロボディガールズ】
キャリアウーマンの美人さんやショタ少年を射精管理&甘々誘惑セックスなお姉さんなど、成人女性のヒロインも一部には存在していますが、前述した通りに青春ラブエロ系作品がメインであることもあって、幼馴染やお姉ちゃん、妹キャラに陸上スポーツガール等のハイティーン級と思しき美少女キャラクターがヒロイン陣の主力を形成。
シナリオパートが希薄なこともあってキャラクター性の掘り下げはあまり為されていませんが、妹キャラを演じるお姉ちゃんや、ショタや優しく厳しく射精管理なお姉ちゃん、前穴の純潔を守るためにアナルセックスに応じる女僧侶など、エロシチュエーションに絡めるためのキャラ付けが適切に為されているのは○。
なお、某国民的RPGの第3作の女僧侶を連想させる短編「僧侶レイアの冒険譚」のヒロインや、マミさんが大変なことになる某大人向け魔法少女っぽいキャラデザの二人の魔法少女が登場する短編「魔法少女マナ&ミキ」、根暗非モテ少女の暴走を描く某作のヒロインを彷彿とさせる短編「非モテからリア充へ」など、キャラデザインにオタクコンテンツからのパロディがちょこちょこ認められるのも面白いところです。
この分かり易いエロボディに加え、オーセンティックなアニメ/エロゲー絵柄も、分かり易いエロさを直接的に生じさせるタイプと言え、細やかな筆致や修飾で魅せるというよりかは共に人工的なテイストのアニメ絵的な可愛らしさと乳尻のモチモチ感でストレートに勝負するスタイルと言えるでしょう。
初単行本ということもあって、絵柄や作画密度にはやや不安定な面もありますが、方向性は明瞭に定まっており、近作では特にエロシーンでの演出・修飾の入れ方に適切な濃度を以て打ち出すスキルが追い付いてきたことで実用性が底上げされた印象があります。
【攻撃的なエロ演出で押しまくるストロングスタイル】
明瞭にエロメインの作品構築ということもあり、ページ数を鑑みれば濡れ場の尺は十分に長く、場面転換して複数のエロシチュエーション・プレイを組み込んで複数ラウンドを形成するなど、エロシーンの構成については盤石さがあります。
通常のラブラブHも存在しつつ、近親相姦やおっとりお姉さんの射精管理セックス、孕ませ凌辱や薬物セックス、レズセックスなど、過激であったり特殊であったりするエロシチュエーションが多いのはキルタイム系らしいなと感じるところです。
和姦エロを中心に前穴セックスもメインに据えられていますが、職業上の都合で前穴の純潔を保持しないといけない女僧侶さんのアナルをがっつり開発する短編「僧侶レイアの冒険譚」や、お尻マニアの少年が陸上少女の魅惑の桃尻に顔面騎乗&アナル挿入な短編「ふろんとorばっく」など、アナル関連のプレイが多いのが特徴であり、二穴挿入や前穴凌辱からのアナル移行なども目立ちます。
また、巨乳キャラクターが多いこともあり、前戯パートではヒロイン側が積極的にパイズリを行うケースが目立ち、その柔らかな乳肉に包まれて顔面に白濁液を放出するシーンはおっぱい星人にとって眼福。前戯パートは比較的長めに分量を割いており、パイズリ以外にも各種前戯プレイを取り揃えているのも嬉しいところ。
フィニッシュシーンはお股をぱっかり開いた露骨な結合部見せつけ構図に、蕩けたアクメフェイスや膣内射精を強調する子宮透過図や受精する卵子描写などを絡めて相応のインパクトのある絵作りをしており、初出時期によって演出の組み合わせの技巧には幅がありますが、抜きのアタックの強さは十分に確保していると評し得ます。
まだまだ粗い部分はありますが、巨乳美少女とたっぷりファックという文句無しに人気の強い方向性をしっかり確保しているため、抜きツールとしては初単行本ながら安定していると感じます。
個人的には、ツンツン美人上司を調教凌辱な短編「小憎いツンカワ上司を復讐妊活!」が一等お気に入り。
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