みなさん、あけましておめでとうございます!
2014年は当サイト『クレジットカードの読みもの』をいつも読みに来て頂いて有難うございました。2015年もまた、クレジットカードに関するマニアな話題を書いていきたいなと思いますので、今年もよろしくお願いいたします。
2015年になったので今年の予測:
さて、2015年になったということで、今年もこの1年でどんなことが起きるのかを予測してみたいと思います。
ちなみに昨年は…というと、こんな記事を書きましたが、ライフアシストポイントが開始されなかったので予想の的中度でいうと50点くらいでした(モバイル決済は普及しはじめ、そして消費税増税とともにカード人気が強まった)。
2015年は更にもっと当てられるように、頑張ります。
1.SPIKEが一気に普及しはじめる
クレジットカードの決済手数料が0%…という破格の料金設定をしているSPIKEが、今年は更に普及していきそうな感じ。
2014年のわずか1年で5万人以上の利用者をかき集めたわけですから、今年は口コミが口コミを呼んで20万人くらいまではいってしまいそうですね。逆に言えばSPIKE側がどこまで会員増による混乱を抑えられるかが、このビジネスの成功のカギになりそうだとも言えそうです。
ビジネスモデルを真似される頃合い:
あと、そろそろSPIKEのビジネスモデルを真似した他社が、新規参入してくる頃合いですよね。仮にスマホと決済端末を組み合わせて利用する、モバイル決済にも0%決済が出てきたら面白そうだなと思います。
2.Amazonのモバイル決済が日本上陸
モバイル決済は2015年も、順調に拡大していく可能性が高いです。なにせ今までクレジットカードが使えなかったお店であっても、スマホ1台あれば簡単にカード決済を導入可能。しかもその手数料は、通常のクレジットカード会社との契約よりも低い…というんですから、普及が伸びないわけはないんです。
そこに2015年には、海外から黒船が来るであろうと予測します。そう、Amazonのモバイル決済ですね。
さすがにアメリカ本土の決済手数料よりは高めになってしまうかとは思いますが、それでも日本で現在普及しているPayPal Hereや楽天スマートペイなどよりは低い手数料を提示してきそうな感じ。今でも薄利だと言われるモバイル決済のジャンルに、さらなるひと波乱が巻き起こると思います。
3.過払い金返還請求が劇的に減る
そろそろピークアウトだ、時効だ!なんて期待しつつも、なかなかその請求数が減らなかった過払い金返還請求。クレジットカード発行会社や消費者金融などは、想定よりも引当金を積みまして対応してきましたが、その過払い金返還請求が2015年に一気に減少するんじゃないかな?と私は予想します。
改正貸金業法が完全施行(2010年6月)された3~4年前から、ノンバンクは貸出金利を下げるなどして対応。そのタイミングから10年近くが経過する2015年こそが、その時の努力が報われるタイミングなんじゃないのかな?という予測になります。
まぁ完全に請求数がなくなるとは思いません。しかし、2014年比で1/3くらいにはなるんじゃないんでしょうか?
4.貸金業法の改訂案が国会で協議されはじめ、2016年に施行?
3番目の予測でも触れた貸金業法が、今年は再度、改正されるんじゃないかな?と私は思っています。改正貸金業法の再改正ですね。
自民党が2014年末の選挙で圧勝したこと、アベノミクスがお金の流れをスムーズにしようとしていることを考えると、この可能性は非常に高いはず。2015年中に国会で協議され、2016年に施行すると予測します。
そして仮にこういった再改正が行われるようなら、クレジットカード会社や消費者金融の株価は急騰することでしょう(営業利益が急増するため)。
5.ポケットカードがみずほ系に?
一番最後はちょっと大胆な予想。ポケットカード株式会社が、三井住友銀行傘下からみずほ銀行傘下に移動するかもしれません。
根拠は特にないんですが、もともと三井住友銀行傘下には2014年までさくらカードというクレジットカード会社があったんですが、グループ会社のセディナカード(三井住友フィナンシャルグループ)に合併させて対処。
三井住友銀行にとって残すはポケットカード株式会社…なんですが、こちらは上場企業であるということと、株主構成の中に伊藤忠商事やファミリーマートが入っているということもあって、なかなかざっくりと移動させることが出来ない状況なんじゃないかな?と思うのです。
みずほ銀行もクレジットカードを強化したい:
そのため、オリコカードのみ*1しかクレジットカード会社を持たないみずほ銀行に対して、ポケットカードを売却するんじゃないかと予測。理由はオリコカードもポケットカードにも伊藤忠商事が出資しているので、伊藤忠が音頭を取れば実現は不可能じゃないかな?というだけですね(苦笑)。
ただの予測にすぎませんが、ポケットカードは大手クレジットカード会社には規模では勝てない中堅クレジットカード会社なので、可能性はゼロじゃないはず…。2015年もクレジットカード業界の動きに注目しましょう。
2015年もよろしくお願い致します:
以上、2015年のクレジットカード業界予測でした。
今年も業界の動きからお得なクレジットカードの使い方に至るまで、さまざまなカード情報を発信していきたいと思いますので、クレジットカードの読みものをよろしくお願いいたします(下記リンクがトップページです)。
*1:クレディセゾンにも出資していますが、こちらは出資比率10%ちょっとです。