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韓国は米国に「媚び」てもよいが、中国に「損」をさせるな…中国から属国扱いで“恫喝”される韓国のジレンマ
実際、北朝鮮の軍備はそういう面がある。
韓国と北朝鮮の国境から韓国の首都ソウル中心部までの距離は約40キロ、同市郊外までなら約30キロ。これに対し北朝鮮の130ミリ砲「M46」はロケット補助推進弾を使った場合、射程38キロ。203ミリ自走砲だと55キロで完全に射程内。
今年に入って北朝鮮が威嚇射撃を繰り返している新型の300ミリ多連装自走ロケット砲(MRL)「KN-09」では射程は150~200キロともされる。
こうした安価で大量の車両・砲が集中砲火をしかける危機に対して、高価なミサイルで迎撃するのは現実性に欠ける。
属国に命じるかのような…
こうした観点から、環球網では「THAADの矛先の筆頭は中国であると韓国は分かっているはずだ」と前置きしたうえで、「韓国は米国の機嫌をとるために中国を傷つけてはならない。具体的にいえば、THAADを配備させるべきではない」と、属国に命じるような表現で韓国に“警鐘”を鳴らした。