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エアアジア機の墜落確認、7人の遺体収容

2014年12月31日20時2分  スポーツ報知

 インドネシアの空軍報道官は31日、消息を絶ったエアアジア機(乗客乗員162人)について「海に墜落したことを確認した」と述べた。海上で回収した酸素ボンベを製造番号から、同機搭載のものと断定した。救難当局は、同日までの不明者捜索で搭乗者とみられる7人の遺体を収容した。うち1人の女性は客室乗務員の制服を身に着けていた。

 救難当局は、周辺の水深25~30メートルの海底で、水中音波探査機で機体とみられる物体を確認した。航空機で上空から目視できるほど大きく、エアアジア機の胴体部分の可能性が高い。海軍当局者によると、周辺海域は同日、大雨で波が高く、捜索は夕方に終了。ダイバーによる捜索はできなかった。天候回復を待って再開する。

 残骸が比較的狭い海域に集中していることから、同機は上空で爆発したのではなく、海上に衝突した衝撃で破壊されたとの見方が出ている。墜落原因を解明する上で重要な飛行データや交信記録などを記録したブラックボックスは回収されていない。

 国軍によると、回収された遺体はいったんカリマンタン島南部パンカランブンに運ばれ、その後、軍用機で搭乗者の家族らが待機するスラバヤに搬送予定という。

 ジョコ大統領は30日夜の記者会見で、不明者の捜索に全力を尽くす考えを強調。一方で捜索救助庁のスリスティヨ長官は「これまで生存者がいるという情報はない」と話した。(共同)

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