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11月の1人当たりの給与 9か月ぶり減少12月26日 20時56分
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働く人1人当たりの先月の給料は、26日発表された速報値で27万2000円余りと、前の年の同じ月と比べて1.5%減り、9か月ぶりにマイナスとなりました。
厚生労働省が26日発表した従業員が5人以上の事業所、およそ3万3000社を対象にした調査の速報値によりますと、基本給のほか残業代やボーナスなどを合わせた先月の給与総額は、働く人1人当たりの平均で27万2726円でした。
これは前の年の同じ月と比べて1.5%のマイナスで、ことし2月以来、9か月ぶりに前の年を下回りました。
給与総額のうちボーナスを含む特別給与が27%と大幅に減ったことが影響していますが、11月分の給与総額については調査の締め切りが早いため、実態を正確に反映していない可能性があるということです。
また、物価の上昇分を差し引いた実質賃金は、前の年の同じ月より4.3%減り、17か月連続の減少となりました。