「勉強をもっと楽しくしたい」
現在の教育業界は、デジタル教科書やMOOCs(大規模オープンオンライン講座)などテクノロジーがどのように教育を変えるのかといったことは注目されている。そんな中、ひたすら紙の参考書を書き続ける人物がいる。
『宇宙一わかりやすい高校化学』『大学受験らくらくブック』シリーズなどの参考書を手がける参考書作家の船登惟希氏(27)だ。中学校までは新潟県佐渡島で過ごし、新潟高校理数科に進学。東京大学理学部化学科、東京大学大学院理学系研究科化学専攻修士課程を経て、株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)に就職。その後、独立して現在に至る。
船登氏は「edutainment(エデュテインメント: education+entertainment)」に興味があり、「楽しみながら勉強できると同時に、わかりやすく本質をついた教育コンテンツをつくることで、社会に貢献したい」と考えている。これまでの著書の累計売上は14万部以上にもなる。
そんな船登氏が昨年11月、自身初となる新書『サマる技術』を上梓した。年に1000冊以上の本を読むという彼がどのように本を選び、要約(サマリー)をつくり、クラウドを活用して記憶をしているのか。その技術について書かれた本だ。今回、勉強が好きになったきっかけや参考書作家となった理由、新著の内容など幅広く話を聞いた。
- 「勉強を楽しくすることで、社会に貢献したい。そのために人間のことを理解することがいちばん重要」---参考書作家・船登惟希 (2015.01.01)
- Blabo!代表取締役社長・坂田直樹 「競争ではなく"共創"し、生活者と大企業・行政を掛け合わせ、世の中に新しい価値を生み出す」 (2014.05.14)
- NPOサポートセンター・笠原孝弘 「NPOで働きたいという純粋な思いを実現させたい」 (2014.05.01)
- 日本政治.com代表・鈴木邦和 「正論で政治は変わらない。いま必要なのは、政治ビジネスのイノベーションだ」 (2014.03.31)
- 訪日メディアMATCHA代表・青木優 「日本の魅力を世界に発信し、人を動かし、文化を残していきたい」 (2014.03.26)
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住みたい街2015【沿線革命008】 交通イノベーションによる「沿線革命元年」を期して (2015.01.01)
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