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【競馬・ボート・競輪】

[ボート]永井大介がWグランドスラム達成

2015年1月1日 紙面から

スーパースター王座決定戦を制し、賞金ボードを掲げる永井大介(中)=川口で

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◇川口「SG第29回スーパースター王座決定戦」

 永井がW全冠制覇V。埼玉県・川口オートの「スーパースターフェスタ2014」は最終日の12月31日、11Rで「SG第29回スーパースター王座決定戦」(優勝賞金3000万円)が行われ、2周3コーナーで差し返して首位に立った永井大介(37)=船橋=がそのまま押し切って快勝。SG通算13回目の優勝を飾るとともに2年連続で賞金王に輝いた。スーパースターは08年以来6年ぶり2回目でダブルグランドスラムを達成。2着は最後まで食らい付いた木村武之が入り、3着は中村雅人が確保した。

 最高の7人が束になってかかっても最強の永井にはかなわなかった。懸命に食い下がる木村を振り切って歓喜のゴール。真っ赤なナンバーワン勝負服でウイニングランをすると2万人を超えるファンに投げキッスで応えた。「これだけのファンが集まってくれて、うれしいしありがたい。試走で1番時計を出して勝ちたかった」と、断然の1番人気の重責を果たした。

 迷いはなかった。「いま切らないで、いつ切るんだ」とメイチのスタートで飛び出すと、一気に主導権を握った。2周1Cで木村にいったん交わされたが、すぐに差し返してトップを奪う。木村は何度も肉薄したが、最後まで押さえ切った。「リングを換えて車は良かった。(木村が)いつ入ってくるか分からなかったので、目いっぱい突っ込んで立ち上がりだけ気をつけた」と、貫禄の走りを見せつけた。これでスーパースターは08年以来2度目。ダブルグランドスラム(すべてのSGタイトルを2回V)の偉業を達成した。

 今大会は強い決意と気持ちを持って臨んだ。「日本選手権の優勝戦に乗れなかったのが悔しかった。これまでは決定戦に残れて良かったという気持ちがあったが、今回は絶対に勝つつもりできた」と有言実行。逆境になればなるほど真価を発揮する男は中村雅人を抜き、逆転で2年連続賞金王に輝いた。

 14年はまさに激動の年だった。「12万人もの署名(船橋オート存続を求める嘆願書)をいただいて、みなさんの思いを無駄にすることなくやっていきたい。船橋の選手はどこにも負けていない。一生懸命に頑張って走っています。15年の目標は存続することです」とキッパリ。船橋オートの火を消さないためにも、支部長として走り続ける。 (緑川伸一)

<永井大介(ながい・だいすけ)> 1977(昭和52)年1月23日生まれ、東京都出身の37歳。170センチ、50キロ、血液はO型。船橋所属の25期生として97年デビュー。主なタイトルはSG・スーパースター王座決定戦2回、日本選手権3回、オールスター3回、オートグランプリ3回、全日本選抜2回。通算成績は2257戦864勝。優勝は75回目。趣味はゴルフ。

 

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