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【コラム 撃戦記】

三浦との王座統一戦が楽しみになってきた

2015年1月1日

 やはり内山は絵になる男だ。1年前の大みそか以来の試合だったが、不安は感じられなかった。左のジャブもよく出ていた。ペレスはパワフルな左右のフックを武器に、強引に前に出るファイター。フットワークもある内山の足を止めようと序盤からパンチをボディーに集中し、上下にも散らして揺さぶったが、内山は慌てることなく冷静だった。

 内山はペレスの攻めにストレート気味のジャブで応戦。距離を取りながら、右ストレートから返しの左ボディー。ノーモーションの右も相手の出ばなを抑えた。中盤からは完全に主導権を握った。9回終了間際には、KOにあと一歩と追い込んでいた。9回終了は妥当な断だろう。

 これで今年は楽しみができた。内山は現WBC同級王者三浦の挑戦を11年1月、8回TKOで退けている。現在はともに世界王者。そろって防衛を重ね、年末あたりに王座統一戦につながれば、最高のビッグカードになる。 (格闘技評論家)

 

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