優勝と記した色紙を手に、新年を迎えた平野佳。Vへフル回転する(撮影・中島信生)【拡大】
--今季の目標は
「ここまできたら優勝しかない。日本一のソフトバンクを最後まで苦しめられたのは、自信を持っていい。個人的には5年連続60試合以上投げているんで、今年も60試合以上が目標。森脇監督には気をつかっていただいているんですが、大事な場面ではどんどん指名してほしい。セーブも優勝するために去年を上回りたい」
★取材後記
取材を行ったのは、大阪駅からほど近いホテルの26階。見晴らしのいい一室でインタビューをしていると、平野佳が含み笑いをしながら明かした。「昨年の10月末に瀬戸山球団本部長と話したのもちょうどここでした。僕に対する熱い思いを語ってもらって、高い評価をしていただいた。その時に残ろうと決めました」。メジャーも関心を示していた守護神が早々に残留を決め、大補強への流れが一気に加速したのは間違いない。優勝へ、機は熟した。(オリックス担当・今竹宏)
平野 佳寿(ひらの・よしひさ)
投手。1984(昭和59)年3月8日生まれ、30歳。京都府出身。鳥羽高から京産大を経て2006年ドラフト希望枠でオリックス入団。同年3月30日の楽天戦(フルスタ宮城)でプロ初先発初勝利。11年に72試合に登板し、6勝2敗2セーブ43ホールドを挙げ、最優秀中継ぎのタイトルを獲得。14年には62試合に登板し、1勝6敗40セーブを挙げ最多セーブのタイトルを獲得した。通算41勝55敗84セーブ、防御率3・18。1メートル86、84キロ。年俸3億円。背番号「16」
(紙面から)