米ニューヨークのスタジオで熱唱する中森明菜。紅白での生映像は、4年2カ月ぶりの公の場になった【拡大】
そのため、NHKの出場依頼に当初は難色を示していたが、「レコーディングを優先できるのならば」と最終的に了承。紅白出場が実現した。テレビの前に姿を現すのは、10年7月に行われたパチンコ機種の発表会見以来で、テレビ生出演は04年大みそかの音楽特番以来、実に10年ぶりだ。
出場決定した際、NHKの制作担当幹部に「出るなら生で歌います」と話していた明菜。その言葉通り、心配された体調や歌声に問題はなく、約3分間、アフリカンなダンスミュージックに乗り、ヘッドホンに手を当てたり、両手を広げるなど情熱的に歌い上げた。
歌唱後は充実した笑みを浮かべ、カメラに向かって「ありがとうございました」とささやき、指を2本立てて振るしぐさも。満足のいく作品を完成させた明菜が、今度は日本で歌う姿をファンは待っている。
(紙面から)