米ニューヨークのスタジオで熱唱する中森明菜。紅白での生映像は、4年2カ月ぶりの公の場になった【拡大】
歌姫が帰ってきた-。公の場から姿を消して4年2カ月。12年ぶり8度目となる紅白で、ブランクを感じさせない変わらぬ歌声を披露した。
「日本も今、低気圧の…影響で、お天気が荒れて大変のようですが、こちらも結構寒くて…。みなさんに少しでも温かさが届けばいいなと…思います。歌わせていただきます」
レコーディングを行うニューヨークのスタジオから生中継で出演。紅組司会の吉高由里子(26)の呼び掛けに、緊張した面持ちで、ささやくように答えた。
昨年12月28日の出場決定から時間がなかったため、過去の出場時のような派手なドレス姿ではなく、普段のレコーディング時と同じ革ジャン&パンツと、全身黒ずくめで登場。やつれた印象はなく、真っ赤なルージュが映える濃いメークで約5年半ぶりとなる新曲「Rojo-Tierra-(ロホ・ティエラ)」(21日発売)を熱唱した。
“復活”までの道のりは長かった。ストレスによる免疫力低下で帯状疱疹を患うなど体調不良を理由に、10年10月から無期限活動休止状態に突入。昨年初頭から制作活動に入り、第4弾カバー盤「歌姫4-My Eggs Benedict-」(28日発売)をリリースするため、昨年10月から渡米。数カ所のスタジオで声を吹き込んでいた。