「靖国で自殺すれば葬ってもらえる」建造物侵入容疑で逮捕の男、震えながら「ごめんなさい」 警視庁、放火容疑でも立件へ
31日午後5時ごろ、東京都千代田区九段北の靖国神社境内で発生した火災で、警視庁麹町署に建造物侵入容疑で現行犯逮捕された男が調べに対し、「靖国神社で焼身自殺すれば葬ってもらえると思った」と供述していることが分かった。
麹町署は放火容疑でも男を立件する方針。
麹町署によると、逮捕されたのは自称・東京都日野市の無職男(25)。「鎮霊社を燃やして焼身自殺すれば靖国神社に葬ってもらえると思った。ごめんなさい」と供述している。同署は身元確認を急ぐとともに、刑事責任能力の有無を調べている。鎮霊社のそばには、灯油のような油の入ったペットボトル4個やマッチ、カバンが落ちていたという。
出火した「鎮霊社」は戦死者を慰霊する施設で、屋根などが焼けた。けが人はなかった。宮司らがそばでうずくまって震えているスーツ姿の男を発見し、身柄を確保した。