首相年頭所感 経済再優先で再び輝く国に1月1日 0時30分
安倍総理大臣は、平成27年の年頭にあたって「所感」を発表し、引き続き経済最優先で政権運営に当たり、景気回復に努める考えを強調するとともに、ことしが戦後70年に当たることを踏まえ、「日本を再び世界の中心で輝く国としていく決意を新たにしている」としています。
このなかで、安倍総理大臣は先の衆議院選挙に関連して、「国民の皆様から力強いご支援を頂き、引き続き、総理大臣の重責を担うこととなった。信任という大きな力を得て、ことしはさらに大胆に、スピード感を持って改革を推し進める。日本の将来を見据えた『改革断行の1年』にしたい」としています。
そのうえで安倍総理大臣は、「アベノミクスをさらに進化させていく。経済対策を早期に実施し、成長戦略を果断に実行する。ことしも経済最優先で政権運営に当たり、景気回復の暖かい風を全国津々浦々にお届けしていく」として、引き続き経済最優先で政権運営に当たる考えを強調しています。
また、安倍総理大臣はことしが戦後70年に当たることを踏まえ、「日本は先の大戦の深い反省の基に、戦後、自由で民主的な国家として、ひたすら平和国家としての道を歩み、世界の平和と繁栄に貢献してきた」としています。
そのうえで、安倍総理大臣は「その来し方を振り返りながら、次なる80年、90年、さらには100年に向けて、日本がどういう国を目指し、世界にどのような貢献をしていくのか。私たちが目指す国の姿をこの機会に世界に向けて発信し、新たな国づくりへの力強いスタートを切る。そんな1年にしたい」としています。
そして、安倍総理大臣は「先人たちは高度経済成長を成し遂げ、日本は世界に冠たる国となった。当時の日本人に出来て、今の日本人に出来ない訳はない。国民の皆様とともに、日本を再び世界の中心で輝く国としていく決意を新年に当たって新たにしている」としています。