平和の光の柱:恒久平和を願い、沖縄の夜空に 糸満
毎日新聞 2014年12月31日 20時43分(最終更新 01月01日 00時15分)
太平洋戦争末期の沖縄戦で最後の激戦地となった沖縄県糸満市摩文仁(まぶに)で、大みそかから元日にかけて「摩文仁・火と鐘のまつり」があった。
戦没者を慰霊し、戦争の悲惨さと平和の尊さを若い世代に伝える催しで、37回目。
2014年12月31日午後10時から、沖縄平和祈念堂内で黙とう、祈りの歌がささげられた後、午後11時半から県内外の参加者約400人がたいまつを持ち、祈念堂前で炎の輪を作った。
15年1月1日午前0時、戦後70年を告げる「平和の鐘」の音が鳴り響き、聖火が点火されると、参加者たちは炎を見つめながら平和への誓いを新たにしていた。【野田武】