去年の記事

(´・ω・`)「本を読んで、本を読んで、本を読んで、そのレビューをほとんど毎日書いているウチのブログですが、今日は2014年に印象に残ったライトノベルを10本挙げていきたいと思います」

(;`・ω・´)「今年もいっぱい読みましたね、社会人としてのブログ主の生活は正直ボロボロのような……」

(´・ω・`)「そんな瑣末な問題はさておき、今年はこんな感じになりました。どうぞ」
【新作】

・騎士は恋情の血を流す(星海社文庫)

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 上遠野浩平氏が2009年に出した作品を復刊したもの。
『ブギーポップシリーズ』『ソウルドロップシリーズ』『しずるさんシリーズ』等の各シリーズと関係がありつつも独立した単巻完結作品。
 騎士道に絡めたダメな男のダメな話。数多い上遠野作品の中でも名作だと思う。


・デュラララ!!SH(電撃文庫)

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『デュラララ!!』後日譚。
 数多いキャラクターが整理され、新しいメインキャラクター達が登場したことで新展開を迎えたシリーズ。
 三頭池八尋をメインに『物語がはじまるよ!』感に溢れたイントロダクションが優れた作品でした。

 
・韻が織り成す召喚魔法(電撃文庫)

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 電撃文庫新人賞作品。
 ラップをテーマした秀作だったが、次巻、次々巻でややパワーダウンしたのが残念。
 フリースタイルラップを異能力バトルにしたアイデアは抜群の作品でした。
 出来れば、アニメ化・ドラマCD化等の実際の音声になるようなメディアミックスになるまで頑張って欲しかった作品でもある。
 


・僕が七不思議になったわけ(メディアワークス文庫)

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 よくある学園オカルト物かと思ったら実は……、というように言及に困る作品でもある。
 選評でも「構成力は飛び抜けて優れていた」という言葉で察して欲しい。
 読んで損はない作品。


・オカルティック・ナイン(オーバーラップ文庫)

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 志倉千代丸氏が手がける初めての小説作品。
 9人のキャラクターによる群像劇はシリーズのイントロダクションとしてワクワクした作品でした。
 本当の評価はシリーズが進んで行く上でどうなっていくのかが気になるところである。
 しかし、著者の他分野での仕事っぷりを見ると続刊については心配にもなる。


・〔少女庭国〕(ハヤカワSFシリーズJコレクション)

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 この作品はどちらかと言うと『奇書』の類いになるのではないだろうか?
 15歳の少女たちが石造りの部屋に閉じ込められる、というシチュエーションからはじまる不条理なストーリーであり、全く予想もつかない方向へと進む作品だった。
 読後感は良いものではないが、印象に残った作品。


・天久鷹央の推理カルテ(新潮文庫NEX)

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 新潮文庫の新規レーベルの医療ミステリ。
 いとうのいぢ氏のイラストと連作短編という構成が合っていた作品だった。
 そのうちドラマ化してそうな作品である。


【続編】

・エスケヱプ・スピヰド 七(電撃文庫)

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 シリーズ完結巻。
 圧倒的なバトル描写と熱量の最終巻。
 エンディングのイラスト&文章の2ページは読者へのご褒美でした。


・終物語(下)(講談社BOX)

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 これはシリーズ最終巻の1つ前で、実質的最終巻。
 ほとんどの伏線を回収してシリーズの終局と大団円を迎えたのがキモチイイ作品。
 青春小説としての物語シリーズが大好きです。


・やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。9・10

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 八幡がデレた9巻と「手記」に悩まされた10巻を併せて。
 登場キャラクター達の拗らせ方が男性女性関係なくカワイイ作品。
 続きの気になるシリーズであることは確か。来年のアニメと共に完結してしまうであろうことが少し残念。



(;`・ω・´)「今年はこうなりましたか」

(´・ω・`)「シリーズ完結も、構成が優れた単巻作品もいい。しかし、シリーズ序盤の有象無象のよくわからないキャラクターが出てきて『これから壮大な物語がはじまりますよー』的な大風呂敷が大好きなのがブログ主です」

(;`・ω・´)「物語の完成度よりも、ワクワクする展開の方がイイですよね」

(´・ω・`)ノシ「というわけで、今回はここらへんで。新人賞作品はまだ未読のモノが幾つかあるんで年明けに回したいと思います」

(;`・ω・´)ヾ「それでは」



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