馬島の大切な猫さんたちは無事に手術を終え、
麻酔から覚めて元気にしています。
今回どうしても捕獲できなかったオスの成猫2ニャンと
チビッコ数ニャンにつきましては、
来年の春頃までを目処に追加の手術や里親様探しを行う予定です。
これからはムリのないペースでエサ場や
猫さんの公衆トイレの設置も計画していきます。
ご尽力いただいた皆様、本当にありがとうございます!

手術では一人一人の猫さんに、こうしたタグが付けられます。
捕獲した猫さんは1日絶食した後、
鎮静剤 → 麻酔 → 抗生剤 → ワクチン → 駆虫 → さくら耳カットを行い
(フロントラインではなくレボリューションです。)
メス猫はお腹の毛を刈り、オス猫はタマタマの毛を抜きます。
手術はあっという間に終わります。
今回は深刻な病気を抱えている子は一人もおらず、
また、個人的には妊娠猫がいなくて堕胎がなかったことを
幸運だったと思います。

手術を終え麻酔から覚めるまでの間に
猫さんたちに爪切り・耳掃除・ブラッシングなどのケアもします。
この時、みなさんが猫さんをとても愛しそうに撫で、
優しく話しかける様子は、見ていて胸が熱くなりました。

稀に、麻酔をかけてから呼吸が止まってしまう猫さんがいます。
今回も数ニャンいました。
呼吸の状態を細かくチェックして早急に先生に知らせる、
微細な変化も見逃さない観察力が必要ですが
横浜から駆けつけてくださった “まにゃお姉さん” いてくださって
大変心強かったです。
ここだけの話ですが(どこだけの?)
今年 “まにゃお姉さん” は心臓の大病を患い入院されています。
カラダだってそんなに丈夫じゃないんです。
それでも直前の『にゃんだーガード』の一斉 TNR に参加して
予行演習をしてから馬島に臨んでくださいました。
『にゃんだーガード』の TNR は12月8日ですよ!
それなのに直後の12月11日には福岡入りしてくださったんです。
本当に頭が下がります。
しかも『にゃんだーガード』のボランティアだけじゃなく
福島の飯館村の子たちや鎌倉の多頭崩壊・・・
与論島のわんにゃん救済にも関わっておられるすごい女性です。
傷ついている人や、がんばりすぎている人の、
心のケアまでしてしまう心理カウンセラーさんでもあります。
わたしも心が折れそうな時に何度も救われました。
本当に足を向けて寝られません。
(お誕生日おめでとうございます!)

馬島の渡船所待合室は、それはヒドイ “ニオイ” です。
でもこの “とんでもないニオイ” を「香りレベル」と言ってのけた、
『TNR博多ねこ』の K 会長もすごいです。
K 会長が現在いくつも関わっている多頭崩壊の現場に比べたら
馬島の渡船所待合室のニオイは “香り” だそうです。
K 会長は、行政と連携した殺処分ゼロへ向けた取り組みを
もう何年も続けていらっしゃる方です。
数年前まで殺処分ワーストだった福岡市が飛躍的に改善したのは、
K 会長の功績によるところが大きいと思います。

物事を何かと真面目に考え過ぎてしまい、
ついつい “煮詰まった顔” になってしまうわたしの肩をポンと叩き
「なんくるないさー」と笑いかける猫友・O さんの存在も
本当にありがたかったです。

“猫愛” の深い、たくさんの素晴らしい皆さんと協働できて
本当に幸せな機会をいただいたと思います。
こんなに素晴らしい皆様方がいらっしゃる一方、
“偏った” 動物愛護(誤?)の方々の反応はウンザリでした。
ネットに流れた一方的な情報を鵜呑みにして
現場に行って確認することもせず
よく調べることさえしないで批判したり・・・
粗探しばかり・・・
本当にやめてほしいと思います。

わたしのアイドル・ふくちゃんの手術直前の写真です。
「ふくちゃん、大丈夫だからね」と話しかけると
手術直前なのにも関わらずケージ越しにゴロスリしてくれました。
本当に可愛くて可愛くてたまらない子です。
この子のためなら何だってしてあげたい、
そう思わせてくれる、とても大切な猫さんです。

どんなに小さな命だって、
この世に生まれ出た命はすべて尊くかけがえがないと信じます。
だけど自分にできていないことを誰かに期待したり、強いたり・・・
行政を責めたところで、
何かが変わるとは思えません。
全部の子を助けるのはムリだとしても
何かしら縁ができて大切に想う猫さんが現れて
その子が困って、苦しんでいたとしたら
その子への “想い” が強い人が動くしかないのだと思います。
そしてその “想い” が強く広がれば
賛同して手を貸してくれる仲間も現れるんだと思います。

猫さんは、人の気持ちを汲むことができる、
天使のような生きものだと思っています。
その猫さんがお外の暮らしでつらい目に遭ったり、
悲しい想いをしている世の中は、平和とは思えません。
たくさん生まれてたくさん死んでいく悪循環を
仕方がないとする社会も変だと思います。
今回の馬島 TNR では少しだけ希望が見えてきました。
重ねまして心より感謝いたします。

でもとりあえず寝込む予感です。
1週間もウチを留守にしていたうえに・・・
今もバタバタ続きで・・・
ウチの子に会えなかった禁断症状で “引きこもり” たいです。
本当にお疲れ様でした。
馬島から帰って、すぐに「あとり絵Sakai」の個展準備に追われ、無事個展も終わり、やっと少し自分の時間が持てるようになりました。
御祝、ありがとうございます。
そして、
ブランチさん、無理しすぎですよ。
せめて一日くらいは、何もせずに、ぼ~っと猫たちの仲間入りしてください。
いま、私は毎日猫たちに説教されてますw
そんな楽しい時間、ぜひ、過ごしてくださいね。
初めて訪れた福岡は、とても人の温かい町でした。
素敵な時間をくださってありがとうございます。
今度は、プライベートでゆっくりと訪ねたいとおもいました。
まにゃさん
ありがとうございます。
先週末は30時間くらい眠ってしまい、、
目が覚めたら日付けが「ん?」ってなってて
ビビリましたが。。^^;
「そんだけ眠れるのは若いってことよ。
まだまだがんばりなさいな〜 ♪」って・・・
猫友・O さんが。。><;
あともう少しで終わる事後処理、確認事項 etc.
あともう少し、がんばります。。