2軍活性化へ「G2プロジェクト」発足
2014年12月31日6時0分 スポーツ報知
巨人は来季に向け、2軍を活性化させることを目的とした「G2プロジェクト」を立ち上げた。久保社長自らが中心となって、今まで以上に2軍の主催試合でのイベントなどを増やし、観客アップにつなげるのが狙いだ。
まずは地域密着だ。これまでもジャイアンツ球場での週末の試合は、サイン会やトークショーを開いてきたが、今後は平日の試合でも積極的に行う。試合前やイニング間にもイベントを用意し、ショーアップしていく。また、最寄りの京王よみうりランド駅がある東京・稲城市とコラボレーションして、地元住民を試合に招待したり、今まで以上に小中学校への訪問を増やすことも検討中。土日の試合では、満員にすることを目標にしている。
もう一つは、今後主催試合での地方遠征を増やし、地方での「巨人ブランド」を復活させること。90年代までのファームは地方に積極的に遠征に出掛け、全国にアピールしていた。と同時に、かつては「北海道10日間遠征」など、長時間のバス移動や慣れない環境で試合をすることでたくましさを身につける狙いもあった。
今季はイースタン・リーグ6位に終わったファームだが、現場だけでなく、フロントも大きく変わろうとしている。