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【競馬・ボート・競輪】

[競輪]武田、真の王者 ついにGP制覇!!初の賞金1位

2014年12月31日 紙面から

KEIRINグランプリを制し、1億円ボードを手にする武田豊樹(左)と中村アン(右)=岸和田で(吉岡広喜撮影)

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 武田が圧勝! 優勝賞金1億円をかけた一本勝負「KEIRINグランプリ2014」が30日、大阪・岸和田競輪場で行われ、逃げる平原康を追走した武田豊樹(43)=88期・茨城=が最終バックから豪快なまくりで抜け出して初優勝を飾った。武田のGI以上制覇は9月のオールスター競輪に続いて6度目。最終バック手前で3番手を確保した村上義−村上博の2着争いはゴール寸前で弟・博幸がかわして先着した。

 これが関東ライン、鉄の結束。それぞれの役割を果たし結果を残す。これまで「いつもこのレースだけは力を出し切れずにいた」というグランプリ(GP)で平原の番手戦から武田が初の頂点をつかみ取った。

 11月の競輪祭で武田が平原の前で駆ける。それを受けて今回は、平原が奮闘した。先手を取りに行ったが、近畿勢の猛烈な抵抗に遭う。それでも中団からもう一度、強引に先手奪取。こうなれば番手の武田は後から来る相手をはねのけるだけ。深谷の動きをブロックし、バックでは番手からまくり出る。「平原君に勝たせてもらった」との言葉はうそではない。

 ただ、本人の状態も万全だった。決戦前日から「準備はできている」を連発。「オールスター優勝後は、GPに勝つことを考えた。直前の競走で後ろの人に抜かれたが、そういった苦労がここで勝つまでの準備となった」。ほとんどの選手はGP出場前のレースを欠場するが、武田は広島GIIIに出走。GP前とは思えない迫力ある走りで魅せた。レースを選ばず走り切る気持ちが、最高の舞台での成果につながった。

 GP初制覇は、初の年間賞金2億円突破、初の賞金王という称号ももたらした。「途中経過でトップはあったけど、最終的な賞金王は初めて」と素直に喜び、「選手になってからの目標がひとつ達成された」と満足げにつぶやいた。

 昨年の追走義務違反による5カ月間の出場停止などの処分に続き、今年は選手会離脱騒動による3カ月間の自粛欠場。自らがまいた種とはいえ、この2年間は辛抱の時だった。「また来年、この舞台に戻ってきたいね」。2年ぶりの大舞台で悲願を達成した武田は、早くも来年以降を見据えていた。

  (西崎英亮)

 ◆武田豊樹(たけだ・とよき) 1974(昭和49)年1月9日生まれ、北海道斜里町出身の40歳。177センチ、90キロ、血液型O型。02年のソルトレークシティー冬季五輪でスピードスケート男子500メートルに出場(8位)。88期生(32勝・在校3位)として03年に立川競輪場でデビュー。獲得したGI以上のタイトルは日本選手権(09年)、オールスター(09年、14年)、高松宮記念杯(12年)、競輪祭(12年)、KEIRINグランプリ(14年)。

 

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