[PR]

 テーマパークのハウステンボス(HTB、長崎県佐世保市)は2015年に農業に参入する。ほぼ無人で運営するコンピューター制御の植物工場の実験棟を園内に建てて野菜の栽培に乗り出す。その後3年程度かけて生産性の高い本格的な植物工場を建設し、将来は野菜の販売にも乗り出す計画だ。

 沢田秀雄社長が朝日新聞の取材に明らかにした。まずはロボットの技術をもつ企業と組んで実験棟をつくり、育てた野菜を園内の複数のレストランで提供する。実験棟はガラス張りの建物にして、自動制御による野菜栽培の様子を来場客が見学できるようにする。実験棟のそばに、採れた野菜を食べられる健康食レストランも新設する予定だ。