J2山形プレーオフ 悲願達成へ期待高まる
サッカーJリーグ2部(J2)のモンテディオ山形は23日、天童市のNDソフトスタジアム山形で東京ヴェルディと対戦し1−2で敗れたが、大分も負けたため、6位でJ1昇格プレーオフ進出が決まった。サポーターからは、悲願達成に向けてさらに奮起を促す声が上がった。
スタンドは、最終節の一戦の勝利とプレーオフ進出を願うサポーター1万3344人で埋まった。チームカラーの青で染まり、「J1復帰を掴(つか)みとれ」「俺達は最後まで諦めない」のメッセージが掲げられた。
前半9分に東京に先制され、2分後にFW川西がゴールを決めると総立ちになった。山形市のパート従業員粕谷栄子さん(57)は「すぐ点を取り返したことに、勝ちたいというプロの魂を感じる」と興奮気味に話した。
両チームのせめぎ合いが続く中、後半42分に勝ち越しを許した。「頭が真っ白になってしまった。後半のプレーは良かったのに…」。鶴岡市出身で埼玉大4年の佐藤剛志さん(22)は悔しさをにじませた。
山形は4年ぶりのJ1復帰を狙う。金沢市から家族4人を連れて観戦した会社員渡辺広之さん(40)は「プレーオフは一発勝負。選手が積極的に前へ出る試合を見たい」と期待を込めた。
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2014年11月24日月曜日