【インタビュー】元SKE48平松可奈子はなぜアイドルを辞めファッションの世界に入ったのか?

平松可奈子 Photo by: Fashionsnap.com

 若槻千夏元モーニング娘。の辻希美元AKB48篠田麻里子など、著名人のファッション業界進出は枚挙に暇がない。知名度と話題性を武器に注目を集めるが、長期に渡って展開できるブランドは極限られている。そんな厳酷苛烈な業界だが、また果敢に挑む23歳の元アイドルが現れた。元SKE48の選抜メンバーで昨年オンラインストア「ポフィネ(PEAUFINER)」を立ち上げ、2015年春夏シーズンから「ハニーシナモン(Honey Cinnamon)」のプロデューサーとしてコレクションを展開していく平松可奈子氏だ。「ファッションを本職にできれば」と語る同氏の今後の展望は?

■アイドル業と勉学の両立

−そもそも何がきっかけでSKE48に?

 もともと小さい時からアイドルが好きで、ずっとアイドルになりたいって思っていたんです。AKB48さんが好きで、しかもその姉妹グループが名古屋にできると聞いたので、応募してオーディションに合格しました。

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−アイドルに憧れを抱くようになったきっかけについて

 小さい頃からモーニング娘。さんのドキュメンタリーとかをよく見ていて、そういったところからアイドルに憧れを持つようになったというのがきっかけですが、元々私自身厳しい環境に身を置くことが好きで。中学校のときも、強豪のテニス部に入って360日テニスをして毎日しごかれていたんですけど、そういった常に切磋琢磨して何かに向かって頑張ることが好きなんです。

−勉学との両立は出来ましたか?

 受かった高校が進学校で自分にとってハードルが高いところだったので、アイドルをやっていなくても頑張らなければいけない状況でしたね(笑)。劇場での公演があって、握手会があって、AKB48のコンサートがあったりと、本当に勉強する時間がなかったので、新幹線の中とかホテルの部屋でずっと勉強していましたね。

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−大学では何を学んだんですか?

 地元の愛知の淑徳大学に進学してメディアプロデュースという、メディアについて学ぶ学科を専攻しました。大学にはずっと行きたいと思っていましたし、今の職業にちょっとでも関わるほうが学んでいて楽しいと思ったのでこの学科を選びました。


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