ド派手！｢セクシー下着の祭典｣の舞台裏

12月2日、ロンドンで行われた「2014 Victoria's Secret Fashion Show」のバックステージの様子（写真：Crystal Pictures/アフロ）

世界各国のトップモデルが、セクシーな衣装で次々に登場する――。毎年12月に開催される女性ファッションブランド「ビクトリアズ・シークレット」のランジェリーファッションショーは、モデルとしての飛躍のための、言わば“登竜門”だ。

ビクトリアズ・シークレットの創業は1977年。当時からランジェリー以外にも、美容用品やフレグランスなど、幅広い商品を扱っている。ランジェリーファッションショーを始めたのは、1990年代に入ってから。トップモデルがセクシーな衣装で登場するド派手な演出が話題となり、一気にブランド認知が高まっていく。

ショーの制作費は2000万ドル！！

楽屋はモデルやアーティストがすし詰め状態

ショーの総指揮を執るのは、同ブランドのクリエイティブディレクターであるエド・ラゼック氏。「今年のショーは去年よりはるかに優れている。そして今日から、来年のショーについて考える。どんなビジネスでもよりよいものを目指すべきだ」と、ショー当日のインタビューで思いを語った。

2014年のショーの制作費は、これまでで最大規模の2000万ドル（約24億円）。「巨額の費用を疑問視する向きもあるが、ショーのおかげでブランドは世界的に有名になった。毎年１時間のショーのために、192カ国の人が見に来るのだ」（ラゼック氏）。

出演するモデルにとっても、このショーは特別だ。ブランドの顔とも言える人気モデルは「ビクトリアズ・シークレット・エンジェルズ」と呼ばれ、ここでの起用をきっかけに売れ始めるケースも少なくない。過去には日本でも人気の高いモデルのミランダ・カーが出演、また今年は、歌手のテイラー・スウィフトらもゲスト出演している。