今年5月に誕生して以来、夏フェス参加と定期公演、そしてファーストシングル『17才』(Base Ball Bearのカバー)の圧倒的なインパクトで「期待の新人」という以上の話題を集めたアイドルネッサンス。古今東西の名曲にチャレンジする「名曲ルネッサンス」をテーマに掲げる彼女たちだが、秋以降もAKIBAカルチャーズ劇場で開催している定期公演「アキバで頑張るネッサンス!」にて『あの娘ぼくがロングシュート決めたらどんな顔するだろう』(岡村靖幸)や『Lucky』(スーパーカー)などの名カバーを次々発表。そして12月13日にはT-Palette Recordsへの参加を発表と、2015年の新たなステージに向けて早くもスタートダッシュを決めた感がある。
そんな彼女たちが、12月29日に定期公演の千秋楽を迎えた。さらに11月24日に行われた公演で、ハコイリムスメとのツーマンライブ「ハコから生まれたライバルネッサンス‼」の千秋楽と同日昼開催が発表。ハコイリムスメとアイドルネッサンスは、「デビュー直前アイドル5組新人公演~真夏のシンデレラたち~」(AKIBAカルチャーズ劇場で7/21〜8/31開催)で競いあった仲間であり、良きライバル。そのツーマンライブは、夏から両者を見届けてきたファンにとって待望のマッチメイクだ! 今回は、そんな昼夜イベントをレポートする。
まず、昼公演として行われたのが「アイドルネッサンス×ハコイリムスメ ハコから生まれたライバルネッサンス‼」。公演には両グループのファンが集結したこともり、チケットは前売完売という盛況ぶり。立ち見席にも2列、3列と重なりあうように埋まった客席の大歓声を前に、2組14人のメンバーが登場した。7人組でほぼ同世代、かつ制服がコスチュームで、さらにいえばその楽曲はカバーと、共通点も多い両グループ。しかし並んでみると、「昭和の離島に暮らす分校の少女たち」と「都会の私立女子校に通う少女たち」とでもいうようなタイプの違いがはっきりと見える。互いの健闘を誓い合って、冬の寒さも溶かすようなフレッシュなツーマンライブがスタートした。