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小林、ゼット社と契約!松井超え2年目、同社G史上最速

2014年12月30日6時0分  スポーツ報知
  • 母校の広陵高野球部有志の会に出席した小林(手前右は広島・上本=)
  • 母校の広陵高野球部有志の会に出席した小林(手前右は広島・上本=)

 巨人・小林誠司捕手(25)が、来年1月1日からゼット社とアドバイザリー契約を結ぶことが29日、分かった。今後はバットやミット、防具の野球用品一式のサポートを受ける。ルーキーイヤーで63試合に出場したとはいえ、入団2年目で、レギュラーを確保していない選手が結ぶのは超異例だ。メーカーの全面バックアップを受け、来季の正捕手を奪取する。

 正捕手を目指す小林が、強力なサポートを受けることになった。来季からゼット社とアドバイザリー契約を結ぶことが決定。小林は「高校の時から使わせていただいていますし、大変感謝しています。期待に応えられるように、もっと活躍したいです」と声を弾ませた。

 異例の速さだ。巨人ではルーキーイヤーでの契約は認めておらず、1年目から1軍で活躍した松井秀喜氏でさえも、ミズノ社と契約したのは3年目からだった。ゼット社でも2年目で契約を結んだのは、高卒新人ながら2ケタ勝利を挙げた阪神・藤浪、1年目で新人王を獲得した広島・野村ら、実績を残した選手に限られる。巨人では西村、DeNAから移籍してきた金城が同契約しているが、2年目で同社と契約したのは球団史上最速だ。

 ルーキーイヤーの今季は63試合に出場し、打率2割5分5厘、2本塁打、14打点だった。来季は阿部が一塁に転向する。小林にはヤクルトからFA移籍した相川らとの正捕手争いが待っているが、心強い“援軍”となる。ゼットの関係者は「大きな可能性を秘めた選手だと思います。小林選手の力に少しでもなれるように、用具を通してサポートして、いい関係を築いていければ」と期待を寄せた。

 今後はバット、ミット、防具の野球用具一式を、同社から全面的なバックアップを受け、よりプレーに集中する環境が整う。今後「小林モデル」のミットが一般発売される可能性もあり、広告塔としての役割も期待されている。小林は2年目の来季の目標に「100試合以上出場」を掲げているが、「扇の要」となる準備は、整いつつある。

 ◆用具メーカーと早期に契約を結んだ選手
 ▽原辰徳(巨人) ルーキーながら開幕戦に先発するなど125試合に出場し、打率2割6分8厘、22本塁打、67打点をマーク。新人王を獲得し、翌82年からミズノ社と「ブランドアンバサダー契約」を締結。
 ▽菅野智之(巨人) 1年目に開幕ローテーション入りを果たし、13勝(6敗)を挙げた。翌14年にミズノ社とブランドアンバサダー契約を結んだ。入団2年目での契約は、原監督らに並ぶ球団史上最速タイで、「菅野モデル」のグラブが発売された。
 ▽藤浪晋太郎(阪神) 高卒新人ながら1年目で10勝(6敗)を挙げるなど、新人特別賞を受賞。その活躍が認められ、2年目となった今季からゼット社と「アドバイザリー契約」を結んだ。

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