ニュース詳細
長谷部選手 インドネシア被災地で交流12月24日 4時09分
K10042251111_1412240758_1412240804.mp4
死者・行方不明者が22万人以上に上ったインド洋大津波から26日で10年となるのを前に、サッカー日本代表の長谷部誠選手が最も被害の大きかったインドネシアの被災地を訪れ、地元の子どもたちとサッカーを通じて交流を深めました。
今回の交流はユニセフ=国連児童基金が、東日本大震災の被災地で幼稚園の再建などの支援活動を行っている長谷部選手をインド洋大津波の最大の被災地、バンダ・アチェに招待して実現しました。
長谷部選手は23日、地元の幼稚園を訪れ、日本でも津波の大きな被害があったことを子どもたちに教え、宮城県南三陸町の幼稚園の園児たちが「一緒に頑張ろうね」などと書いた寄せ書きを手渡しました。
このあと長谷部選手は小学校に移動し、子どもたちと一緒にサッカーの試合に参加しました。
長谷部選手が華麗なボールさばきを披露すると、子どもたちの間からは歓声が上がり、長谷部選手はシュートを決めた子どもと手を合わせて喜ぶなど交流を深めていました。
試合に参加した5年生の男の子は「長谷部選手みたいにボールを扱えるようになりたいです」と話していました。
長谷部選手は「言葉は通じなくてもボール1つで通じ合えるのはサッカーのよさだと思います。日本の子どもたちに、世界には同じように震災と向き合っている子たちがたくさんいることを伝えたい」と話していました。