あなたの脳の健康は…「脳梗塞地図」世界で初めて開発=韓国

あなたの脳の健康は…「脳梗塞地図」世界で初めて開発=韓国

2014年12月30日16時49分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  京畿道(キョンギド)の一山(イルサン)に住むキムさん(56)は最近、大学病院の健康診断の時に脳磁気共鳴映像(MRI)を撮影した。医師は「脳に慢性虚血が若干見える」と話した。脳虚血は、脳血管に問題が生じて血の流れが詰まったり血液が不足したりする状態を示す。脳梗塞患者に共通して現れる現象だ。キムさんは大したことではないと思った。腕や足がまひしたり発音がたどたどしくなったりする症状がないからだった。

  だが脳卒中は突然訪れる。特別な自覚症状がなく突然倒れるケースが多いため「沈黙の殺人者(Silent Killer)」と呼ばれる。昨年は2万5447人がそうやって亡くなった。がんに続き韓国人の死亡原因第2位だ。今まではキムさんのように病院でMRIを撮っても自身の脳の健康状態を詳しく知ることは大変だった。虚血が発見されても医師たちは「少し良くない」「良くない」「かなり良くない」というふうに曖昧に説明していた。

  今後は、病院を訪れる人々は年齢帯別に細分化された判定を受けられるようになる。韓国標準科学研究院(KRISS)は脳卒中の80%を占める脳梗塞の程度を年齢帯によって1~100等級に区分した「韓国人虚血脳地図」を完成させたと29日明らかにした。東国(トングク)大学一山病院など全国11の大学病院と一緒だ。この「地図」と自分の脳のMRI写真を比較すると、脳の健康状態がひと目で分かる。研究院のチェ・ギュンシク国家参照標準センター長は「虚血脳地図を作ったのは世界で初めて」として「韓国人のデータで作られて国内患者の診療に特化した標準資料」と話した。

  研究陣はこの地図を作るために2011年から10カ月間、各病院に「初めてできた急性脳梗塞」で入院した患者全体(2699人)を調査した。脳のMRI写真約6万枚を集め、患者別に年齢・体重・血圧など700種類の情報を加えた。このようにして積み重ねた“ビッグデータ”を分析して、年齢帯別の患者の脳梗塞の程度を100等級で分類した。1等級よりも10等級が、20等級よりも30等級が脳梗塞の程度が激しいという意味だ。

  研究陣は地図を「韓国人脳MR映像データセンター」のホームページ(brainmr.com)で公開した。おかげで誰でも自分と同じ年齢帯の患者と脳の健康状態を比較してみることができることになった。研究責任者である東国大学一山病院神経科のキム・ドンオク教授は「脳梗塞リスクを『客観的』に示す標準資料を完成したということに意味がある」と話した。彼は「一般人の脳MRI資料まで集めて等級別の脳梗塞リスクを数年以内に具体的な数値で示す計画」と付け加えた。

  ◆脳血管を健康にするには=危険因子である血圧・糖尿・高脂血・肥満のような慢性疾患を管理することが優先だ。特に血圧調節が最も重要だ。今時期の冬の明け方の運動は、血圧を急激に上げる恐れがあるため避けたほうが良い。血管を壊すたばこも禁物だ。盆唐(プンダン)ソウル大学病院神経科のハン・ムング教授は「脳血管は70~80%が壊れるまで症状が現れないのが特徴」としながら「60歳を超えて高血圧・糖尿などがあるなら脳血管の状態をよく点検するのが良い」と話した。MRIなどで脳血管が狭くなった部位を探し出して治療すれば脳卒中を防げる。さらに根本的な予防法は運動だ。医師たちは「早歩きや登山のような有酸素運動を地道に行うのが良い」と勧めている。
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