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中谷防衛相 通常国会で安保関連法案を12月25日 16時14分
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中谷防衛大臣兼安全保障法制担当大臣は、着任式で訓示し、集団的自衛権の行使を可能にするための安全保障法制の整備について、あらゆる事態に切れ目のない対応ができるよう着実に準備を進め、来年の通常国会で、関連法案の成立を目指す考えを示しました。
第3次安倍内閣の発足に伴って就任した中谷防衛大臣兼安全保障法制担当大臣は25日、防衛省で、自衛隊による栄誉礼を受けたあと、着任式で、幹部およそ600人を前に訓示しました。
この中で中谷大臣は、みずからが陸上自衛隊の自衛官だった経歴に触れ、「自分の原点は、自衛官としての現場経験であり、常に諸君と共にあって、先頭に立ち、強い意志を持って全力で責任を果たしていく」と述べました。
そのうえで、中谷大臣は、集団的自衛権の行使を可能にする安全保障法制の整備について、「あらゆる事態に切れ目のない対応ができるように着実に準備を進め、しっかりとしたものにして、来年の通常国会に法案を提出して成立を目指したい」と述べました。
このあと、中谷大臣は、大臣室で江渡前大臣から事務の引き継ぎを受け、「安全保障法制の整備など大変だと思うが、党側から支えていきます」と激励を受けました。一方、江渡前大臣は、これに先だって行われた離任式で、「4か月足らずの短い期間だったが、大過なく務めることができた。御嶽山の噴火など災害が多発し、責任と使命の重さを実感する毎日だった」と述べました。