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岸田外相 対話積み重ね日中関係発展を12月25日 0時40分
岸田外務大臣は初閣議の後の記者会見で、中国との関係について、「さまざまなレベルで対話や協力を積み重ね、大局的な観点から関係を発展させていきたい。特に防衛当局間の『海上連絡メカニズム』の1日も早い運用開始が必要であり、中国側に対し、協議を始めるよう働きかけを強化したい」と述べました。
また、岸田大臣は韓国との関係について、「難しい問題があるからこそ高いレベルでの対話が重要だ。緊密に意思疎通を図り、よい雰囲気で来年の国交正常化50年を迎えられるよう、しっかりと努力していきたい」と述べました。
一方、岸田大臣は来年、戦後70年を迎えることについて、「先の大戦の反省を踏まえながら平和国家として歩む決意を新たにし、世界の平和と繁栄に貢献していく思いを、しっかり示す年にしたい。歴史認識については安倍内閣として歴代内閣の立場を引き継ぐことに変わりはなく、わが国の姿勢や取り組みを国際社会に理解してもらえるよう努力したい」と述べました。