(青木伸也,川畑英毅)
(2012/Dec/07 初稿公開)
(2012/Dec/08 KV-2の項に川畑による追記)
(2012/Dec/15 第9話を観てからの追記)
(2012/Dec/16 KV-2およびカチューシャの項に加筆修正)
(2012/Dec/29 MC☆あくしずVol.27およびモデルグラフィックス2013年2月号に掲載された設定資料にもとづいて,T-34-85,T-34,IS-2の項に加筆修正)
(2013/Jan/27 番組公式サイトのメカニック解説画像にもとづいて,T-34-85,T-34,IS-2,KV-2の項に追記)
(2013/Jun/17 BA-64Bの項を作成.各車両の項に登場話数を記入.)
(2013/Jun/17 KV-2の項に,OVA第5話「スノー・ウォー!」での描写を追記.)
(2013/Jun/17 『公式戦車ガイドブック アハトゥンク・ガールズ&パンツァー』(大日本絵画)にもとづいて,加筆修正)
(2013/Dec/18 IS-2の項に追記と加筆)
◎:実車でも見られる仕様
●:実車では通常見られないガルパン仕様
番組公式サイトの「メカニック」のページで各車両の画像を見ることができる.
http://girls-und-panzer.jp/
第8話〜第10話に白色塗装で登場.OVA第5話にも遠景に登場(これはおそらく手描きなので本編のCG描写とは異なる).また第6話の終盤,プラウダ高校1回戦勝利のシーンで4輌登場.この時はダークグリーン単色塗装.さらに第7話の前年度決勝戦回想シーンにも登場して,これもダークグリーン単色塗装と思われる.
第183工場製の大戦末期の生産車が最も近い.1/35ではドラゴンモデルのキットの出来が良いが,ディッシュ型転輪(ゴム縁があり,ホイール部分には孔がないタイプの転輪)を別のキットから調達してくる必要がある.丸い(尖っていない)車体前端部はサイバーホビーT-34からパーツ流用できれば楽.タミヤやズヴェズダのキットを使うなら転輪はそのままでよい.
◎砲塔と防盾は第183工場製の標準タイプ.
◎キューポラは半円形ハッチ1枚タイプ.
●キューポラハッチには鍵穴と縁のラインぐらいしかディテールがないが,これは3Dモデリングの都合か.
●キューポラ前のアンテナマウントから被撃破白旗が出る.
◎砲塔吊り上げ金具は三角タイプ.
●砲塔側面のピストルポートの装甲栓が,ガルパン仕様では外から見える部分が円錐形に尖っておらず,平らな端面の中央だけ突起している形状になっているとの指摘があった.実車の該当部分は,円錐形に尖っているものの他に,円錐の先端に小さな球または小さな円筒が付いた形状のものが見られるが,上記のガルパン仕様のものは筆者(青木)は確認していない.(2013/Jan/27追記)
◎砲塔側面の後ろ寄りに手すり(曲げタイプ,短め)が片側1個.
◎砲塔後面の上寄りにコの字金具6個.下寄りに手すり(曲げタイプ,短め)1個.
◎車体は基本的には第183工場製T-34-85の大戦末期生産車.
●車体前端部が尖っておらず,丸い.
◎車体前部フェンダーは角型.
◎車体前面装甲板の上端に,T-34-85仕様の補強リブがある.
●操縦手ハッチの,ペリスコープ可動カバーと接する部分がわずかに凹んでいるが,実車ではこの凹みが左右ひとつながりであるのに対し,ガルパン仕様では凹みが左右に独立している模様.(2013/Jan/27追記)
◎操縦手ハッチ下に跳弾リブあり.
◎車体前面に防弾用予備履帯を装備.
●牽引フック外れどめの軸受け板は溶接ベロ外向きタイプ.ただし軸受け部は台形でなく長方形.
●車体機銃小防盾は照準孔が小さいタイプ.
●車体前面に波切り板取付金具は未装備.
◎車体前端部材の左右端に,履帯張度調整用の突起が装備されている.突起には小孔が2個ある.
●戦闘室上面は,むしろT-34-76の標準に近い仕様になっている.前端隅のパネルはT-34-76仕様.後方隅の台形パネルに丸い膨らみがある.実車ではT-34-76ではこの膨らみはあるが,T-34-85では砲塔基部の直径が増して干渉するため膨らみはなくなっている.劇中の車両では砲塔基部と膨らみの干渉を無視しているようだ.ちなみにタミヤのT-34-85キットは車体上部パーツをT-34-76から流用しているのでこの膨らみがあるが,砲塔基部の直径を絞り込むことによって辻褄をあわせている.(2012/Dec/29追記)
◎車体側面にT-34-85仕様の補強リブあり.
◎車体側面には手すり(曲げタイプ,短め)が通常の配置.
●車体左舷側面に前照灯と警笛.ただし前照灯は標準位置よりも前寄り.警笛は前照灯の斜め後ろ上方に設置され,開口部が前を向いている.
◎大型道具箱は通常位置.
◎車体右舷にスパイク固定用のコの字金具がある.スパイク自体は未装備.
◎右舷フェンダーの後部に小型道具箱.
◎円筒型増加燃料タンク装備.左舷後ろ寄りに1個,右舷に2個.タンク側面の溶接ラインが斜め下を向いているのは実車では見ない装備方法.ホルダーは第183工場標準タイプ.
◎エンジンデッキ上に手すり片側1本(曲げタイプ).
●ラジエーター排気口カバーのメッシュ部分の縁どりに,リベットが実車よりも多数ある.
◎リアパネルの両サイドボルトは5個.ヒンジは小2個.
◎リアパネル点検ハッチは丸型で,コの字把手がある.
◎発煙装置発火ケーブル保護パイプがある.
●シャシー後面の牽引フックが,実車とは上下逆に取り付けられている.実車では突起の大きい方が下を向くのが正規.ちなみにタミヤのT-34キットの組立説明書でも間違って逆向きに指示されている.(2012/Dec/29追記)
●シャシー後面の牽引フックに外れどめはない.
◎誘導輪は大戦後期に標準的なタイプ.全て同じ大きさの三角リブ.孔に縁あり.
●転輪は全てゴム縁ありディッシュタイプ.ハブキャップ周囲にリングあり.ゴム縁に孔・切れ込みはないようだ.ハブキャップ中央には突起がある.
●起動輪は戦後タイプ.ドラゴンT-34-85キットに最初から入っている.
◎履帯は500mm幅ワッフルパターンの標準的なタイプ.
●履帯連結ピン押し戻し板は未装備に見える.
第8話〜第10話に白色塗装で登場.OVA第5話にも遠景に登場(これはおそらく手描きなので本編のCG描写とは異なる).
76.2mm砲装備の六角砲塔(キューポラ無し)を搭載.六角砲塔はソフトエッジタイプなので,サイバーホビーのキットが一番近い.この場合ディッシュ転輪は他キットから調達することになる.車体はT-34-85との共通点が多く,T-34-85の車体に後から六角砲塔を載せた合成車両のような感じ.
◎ソフトエッジタイプの六角砲塔.側面にピストルポートなし.
●砲塔側面(左右とも)に視察スリットがない.(2013/Jan/27追記)
◎キューポラはなく,円型ハッチ2枚.
●砲塔上面のペリスコープは砲手側のみ.ツノ型装甲カバーのついたタイプ.ただし妙に背が高い.被撃破白旗はこのツノ型装甲カバーの上部から出ているようなので,ペリスコープとしてはダミーと思われる.
●砲塔の丸ハッチに(T-34-85の砲塔丸ハッチ同様の)縁どりがある.
◎砲塔上面の中央部に別体部がある.
●主砲の駐退復座機ハウジング側面に照準用の削り込みはない.
◎砲塔側面の後ろ寄りに手すりが片側1個(直線タイプ).
◎砲塔後面に手すり1個(直線タイプ).
◎車体は基本的には第183工場製仕様.
◎車体前端部は丸い.
●車体前部フェンダーは丸型.車体前面への固定部にボルトが2個しかない.
●車体前面装甲板の上端に,T-34-85仕様の補強リブがある.
●操縦手ハッチの,ペリスコープ可動カバーと接する部分がわずかに凹んでいるが,実車ではこの凹みが左右ひとつながりであるのに対し,ガルパン仕様では凹みが左右に独立している模様.(2013/Jan/27追記)
◎操縦手ハッチ下に跳弾リブあり.
◎防弾用履帯は未装備.
●牽引フック外れどめの軸受け板は溶接ベロ外向きタイプ.ただし軸受け部は台形でなく長方形.
◎車体機銃小防盾は照準孔が小さいタイプ.
●車体前端部材の左右端に,履帯張度調整用の突起(通常はT-34-85に見られる)が装備されている.突起には小孔が2個ある.
◎戦闘室上面はT-34-76の標準的な仕様.
◎車体側面にはT-34-85仕様の補強リブはない.
◎車体両サイドに手すり.長い直線タイプが片側2セット.
◎車体側部フェンダーは3分割タイプで,継ぎ目が描写されている.
●車体左舷側面に前照灯と警笛.ただし前照灯は標準位置よりも前寄り.警笛は前照灯の斜め後ろ上方に設置され,開口部が前を向いている.
◎大型道具箱は通常位置.
●フラッグ車には車体右舷にアンテナマウントがあり,アンテナに赤い三角旗.
●フラッグ車以外には車体右舷のアンテナマウントが未装備で,基部のみがある.
●車体右舷にスパイク固定用のコの字金具がない.(左舷にもない)
◎右舷フェンダーの後部に小型道具箱.
◎増加燃料タンクは装備せず.
◎エンジンデッキ上に手すり片側1本(曲げタイプ).
●エンジンデッキのエアインテイク装甲カバー前端のボルトは片側3個(これは基本的にT-34-85仕様).
●ラジエーター排気口カバーのメッシュ部分の縁どりに,リベットが実車よりも多数ある.
◎リアパネルの両サイドボルトは5個.ヒンジは小2個.
◎リアパネル点検ハッチは丸型で,コの字把手がある.
●発煙装置発火ケーブル保護パイプがある.
●シャシー後面の牽引フックが,実車とは上下逆に取り付けられている.実車では突起の大きい方が下を向くのが正規.ちなみにタミヤのT-34キットの組立説明書でも間違って逆向きに指示されている.(2012/Dec/29追記)
●シャシー後面の牽引フックに外れどめはない.
◎最終減速ギアハウジングはエッジの丸いタイプ.
●誘導輪は上記T-34-85と同じ大戦後期標準タイプ.
●第1・第5転輪はディッシュタイプで,上記T-34-85と同じもののようだ.
◎第2・第3・第4はゴム縁なし(緩衝ゴム内蔵タイプ)の通常タイプ.ハブキャップ中央に突起はない.
●起動輪は上記T-34-85と同じ戦後タイプ.
◎履帯は500mm幅ワッフルパターンの標準的なタイプ.
●履帯連結ピン押し戻し板は未装備に見える.
第8話〜第9話に白色塗装で登場.また第7話の前年度決勝戦回想シーンにも登場して,この時はダークグリーン単色塗装と思われる.
車体前面が傾斜面になった装甲強化タイプ.1/35キットはタミヤ・ドラゴン・ズヴェズダから選べる.防盾は幅狭タイプなので改造が必要.履帯は戦後型ワッフルパターンに似ているので,モデルカステン可動履帯SK-9が近いだろう.(履帯については後述も参照)
●車体が装甲強化タイプであるにもかかわらず,防盾が幅狭タイプなのは,実車では見られない仕様.防盾前面のボルトにはカバーが付いたタイプなので,模型製作としては幅広防盾をカットして砲耳ハウジングを整形することになる.
●マズルブレーキの後端部に固定ボルトなどのディテールが見当たらないが,これは作画上の省略とみるべきか.(2013/Jan/27追記)
◎砲塔上面のペリスコープは二つともMk.4タイプ.
●キューポラのハッチにペリスコープが無い.(2013/Dec/18追記)
●劇中車両の砲塔上面ベンチレータ装甲カバーの開口部は12時・3時・6時・9時方向を向いており,これは実車の標準から45°ずれている.装甲カバーの形状は実車よりもやや平たい(直径が大きい?)ように見える.(2012/Dec/29追記)
◎砲塔本体側面の鋳造型分割ラインの様子ははっきりしない.側面に手すり片側3個.
◎砲塔後面の吊り下げフックは,中央よりもかなり左舷寄りにある.これは実車でも比較的初期の生産車に見られる仕様.(2012/Dec/29追記)
◎砲塔後面には手すりがある.上辺近くに吊り下げフックを挟んで2個,下辺近くに3個.(2012/Dec/29修正)
●砲塔後面の機銃用小防盾は,公式サイトの車両画像ではかなり簡略化した描かれ方で,先端部のボルトが2個しかなく,機銃の銃身やそれが通る孔も描かれていない.劇中車両も同様であったかどうかはよくわからない.(2013/Jan/27追記)
●車体前面の操縦手用覗き孔カバーの上に矩形の蓋状のパーツがある.戦後型の実車の一部に見られる増設ペリスコープのカバーか.この蓋の後辺にはヒンジのようなものが見える.(2012/Dec/29追記)
◎前照灯は車体前面の右舷側に装備.
●警笛は未装備.
◎車体上部前面の下端に細長い記録タグあり.実車に見られるものよりもやや長いようだ.(2012/Dec/29追記)
◎シャシー前面に防弾用予備履板(1枚-4枚-1枚)を装備.中央の2枚の履板にはセンターガイドはなく,2分割履板のようだ.左端の予備履板の上側の固定金具が斜めになっている.(2012/Dec/29追記)
●フェンダー前端に別体部分がない.前端湾曲部の長さは実車の別体部ありとなしの中間程度に見える.(2012/Dec/29追記)
◎左舷フェンダー通常位置に工具箱.
◎戦闘室左側面には前向きフォーメーションライトがある.劇中ではほとんど確認できないが設定資料によるとノコギリラックもあるがノコギリ自体はない.雨水抜き小孔はない.(2012/Dec/29追記)
●戦闘室右側面には,車体機銃口はあるが,車外装備品やフォーメーションライト,雨水抜き小孔などはない.
◎右舷フェンダー前部に牽引金具2個を搭載.
◎円筒形増加燃料タンク4個を通常装備.ホルダーは標準タイプ.
◎車体側面後端には後向きフォーメーションライトが左右ともある.(2012/Dec/29追記)
●車体後面にトラベリングクランプ.クランプ自体の高さは標準的なものより低く,根元のヒンジの位置もやや低い.(2013/Dec/18加筆)
●車体後面に牽引用タグロープ2本を装着.タグロープの下端はシャシー後面のフックにかけられているが,タグロープ上端は単に車体上面の後端に置かれているだけで,実車のようにターンバックルで固定されてはいない.また,ターンバックルをかけるための車体側のラグ(孔あき板)もない.(2013/Jan/27追記)
◎車体後面の左端にリング状に見える小部品あり.タミヤ1/35のキットではこの小部品は車体後面の右端につく.実車ではこの小部品は,生産極初期には車体左側面にあり,その後すぐに車体後面の左端に移り,更に後になって車体後面の右端に移動するのが記録写真で確認できる.この小部品に電気ケーブルが接続されている例が記録写真で確認できるので電装関係の何かと考えられるが,その用途ははっきりしない.当初は車体側面にあったものであるから,尾灯の類とは考えられない.筆者(青木)は,チェコスロバキアで戦後生産されたT-34-85が同様の部品を装備していることから類推して,この小部品は車外から車内へ合図をするためのブザー(呼び鈴)の押しボタンではないかと考えている.(2013/Jan/27追記)
◎シャシー後面には予備履板は取り付けられていない.取付け部もない.(2012/Dec/29追記)
●シャシー後面の牽引フックに対応する外れどめが描かれていないようにも見えるが,これは作画上の省略とみるべきか.(2013/Jan/27追記)
●履帯は全ての履板にセンターガイドがある.センターガイドの先端近くには小孔がある.踏面は戦後型ワッフルパターンにやや似ているが,設定資料によると踏面の端部が凹んでいてリブがあるなど実車の別種の履板の特徴も有しており,全体としては実車では見られない独特の履板となっている.(2012/Dec/29追記)
第8話〜第9話,OVA第5話に白色塗装で登場.
量産型の標準的なタイプ.1/35キットはタミヤ・トランペッター・ズヴェズダがあり,実車に対する正確さではトランペッターが優れているが,劇中の車両はむしろタミヤのキットをベースにしたほうが作りやすそうだ.履帯は戦後型ワッフルパターンのようなので,モデルカステン可動履帯SK-9が近いだろう.ただしタミヤKVの起動輪とはピッチが合わないかも.(履帯については後述も参照)
OVA第5話で登場したものは(おそらく)手描きであり,本編でのCG描写とは異なる部分が見られるため,それについては最後にまとめて追記する.
◎駐退器カバー側面に,防盾ボルトに対応した溝もある量産型砲塔標準型.
●タミヤのキットに似て,砲塔エッジ各所に面取りがある模様.
●タミヤのキットは実車と異なり,砲塔天井板後半に後ろ下がりの傾斜がついているが,劇中に登場した車両も傾斜がついているのではないかと思われるシーンがある(第8話).
●被撃破白旗は砲塔上面の後寄りの左端から出ているが,そのあたりには構造物は特にないので,具体的にどこから出ているのかはよくわからない.
●砲塔上面のベンチレータカバー(2か所)は,実車よりも背が高く,開口部の数も異なる.(2013/Jan/27追記)
●砲塔後部下面のオーバーハング部分に張り出しが無い.(タミヤのキットと同じ)
◎戦闘室前面の前照灯が欠損.取付架のみがある.
●ホーンらしきもの(あるいはホーンらしきものの本体部分)は付いているが,実車とは形状が異なる.
◎シャシー前端の牽引金具基部と車体側部ロープ掛け間に,標準タイプのワイヤーロープ,左右各1本.
●シャシー前端の牽引金具基部とワイヤーロープは,実車では見られないタイプのリング状の金具で接続されている.(シャシー後面の牽引金具基部にも同様のリングあり)
●車体下部前面に,KV-1の1940年型後期以降と同様の増加装甲がある.(タミヤのキットと同じ)
◎戦闘室上面に砲塔リングを保護する跳弾リブがない.(タミヤのキットには跳弾リブがモールドされているので削り落とすこと)(2013/Jan/27追記)
◎車体および砲塔の円型ハッチは丸くふくらんだタイプ.タミヤだとKV-1Bのキットに入っている.
●フェンダー最前部のステイが実車のように前傾でなく,タミヤのキットと同じく地面に垂直.
●車体側部のフェンダーステイは、全て穴無しの模様。(タミヤのキットと同じ)
●右舷フェンダー上に円筒形増加燃料タンクが1個.
◎右舷フェンダー上に1つ(後から2コマ目),左舷フェンダー上に2つ(最後尾コマと後から2コマ目)にトランク型雑具箱.初期仕様の搭載位置で,雑具箱自体も側面に被るベロがない初期型の模様.
●機関室上面パネルの周囲のボルトが,KV-2としては少なく,タミヤのキットと同じ仕様になっている.(2013/Jan/27追記)
●車体上部後端の湾曲した部分は,オーバーハング部分の形状が実車とかなり異なる模様.3Dモデリングの都合?(2013/Jan/27変更)
●シャシー後面にラジエータ排気導風板はない.(2013/Jan/27追記)
●シャシー後面の尾灯は,円筒形のガードはあるが,その中に尾灯本体はない.(タミヤのキットと同じ)(2013/Jan/27追記)
●上部転輪は全鋼製のKV-1後期型仕様である可能性が高い.(タミヤのキットと同じ)
●転輪は緩衝ゴム内蔵タイプであるらしいことは判るが,どのタイプと言えないくらいの適当な描き方.ゴム押さえ板はリブ間12カ所全てに孔がある(実車標準タイプは1つ置きの6カ所)が,そういう仕様とするよりも回転していることの表現だと考えたほうが健康的かも.
●起動輪のハブキャップはボルトの少ないタイプ.(タミヤのキットと同じ)(2013/Jan/27追記)
●履帯は,前述のIS-2と同じ独自仕様の3Dモデリングデータを使っている模様.実車では履帯の端はサイドフェンダーよりだいぶはみ出しているが,ガルパン仕様ではサイドフェンダーのほうが張り出している.(2013/Jan/27変更)
[OVA第5話で変更されたディテール](2013/Jun/17追記)
◎砲塔天板後半の後ろ下がりの傾斜がなく,水平.(実車通り)
●戦闘室上面に「<」形の砲塔リングを保護する跳弾リブ.後ろのリブもあるかどうかは角度的に判らず.
◎シャシー前後の牽引シャックルがΩ形の実車に近いものに変更.
◎ワイヤーロープが無くなった.
◎フェンダーステイはすべて穴あきタイプに変更.
◎フェンダー上の収納箱は側面にベロのある標準仕様に.
●フェンダー後端が実車より長い.
◎シャシー後面にラジエータ排気導風板付き.
◎尾灯にはカバーが掛かっている.
◎上部転輪はゴム縁付き,リブ無しタイプ.
●転輪外周部は小リブ付き.ただし穴は無し.
●転輪中央部の緩衝ゴム押さえ板に穴無し.単に「適当に描いた」可能性大.
◎起動輪の皿型カバーはボルトの多い初期型に.
◎履帯は簡単な表現ながら,一応,KV用初期標準型になった.ただし,センターガイドが一切省略されている.
第8話に登場.多連装ロケットランチャー搭載トラック,いわゆる“カチューシャ”.劇中に登場したのはBM-13多連装ロケットランチャーを,戦後生産のZiL-157トラックに搭載したタイプ.
1/35キットはイタレリ/ズヴェズダからほぼ同じ車種が出ているが,これはベース車両がZiS-151トラックのもの.劇中の車両はフロントグリルやライトガードの形状,および前輪タイヤの太さからZiL-157ベースと推定される.その他の外形的差異は,ボンネット前端のエンブレム,後輪タイヤ(ZiS-151:細いダブルタイヤ,ZiL-157:太いシングルタイヤ)など.
ZiS-151ベース車両写真
ZiL-157ベース車両写真
ZiL-157ベースのBM-13カチューシャの1/35キットは見当たらなかったが,ZiL-157トラックはトランペッターから出ている.
(本項には桜井敦文氏からご教示をいただいた.)
第9話に登場.プロペラの推力で動くソリ.トランペッターとヴィジョンモデルからキットが出ている.
第9話に登場.マケットからキットが発売されているタイプで,実は実物は存在しない.
第9話,38(t)の回収シーンに登場.戦後ソ連軍の車両.トランペッターからキットが出ている.
第10話,決勝戦会場の屋台にIS-3(?)のキットがあった.
第11話で,カチューシャとノンナの背景に登場.銃塔の面構成や前部スリットの幅の広さは実車では見られない独自のもの.ヴィジョンモデルとミニアートからキットが出ている(成形品としては同じもの).