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 米マクドナルドの不振が際立っている。本拠地の米国では健康志向を打ち出す新興チェーン店におされ、若者のマクドナルド離れが加速し、海外も苦戦続き。メニュー改革などでお客を呼び戻そうと必死だ。

 12月に発表された11月の「世界の既存店売上高」は前年同月比2・2%減で、6カ月連続のマイナス。7~9月期決算は純利益が前年同期より3割減った。

 とりわけ、おひざ元の米国での不振が深刻だ。11月の米国の既存店売上高は前年同月より4・6%減と2001年以来の落ち込み幅だった。バーガーキングなど従来のライバルだけでなく、新しいチェーン店からも攻勢にあっている。