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【スポーツ】

エース集結!!花の2区 箱根駅伝メンバー発表

2014年12月30日 紙面から

 「花の2区」復活−。優勝候補のエースが平地最長区間(23・1キロ)に集った。2006年に5区の山上りが最長区間(今大会は23・2キロ)になり、今井正人(順大)と柏原竜二(東洋大)の「山の神」が大会の顔として君臨した。しかし、今大会は優勝候補筆頭の駒大・村山謙太(4年)と城西大・村山紘太(4年)の村山ツインズ、前回覇者の東洋大・服部勇馬(3年)らスター候補がそろった。

 近年は5区または1区に大エースが集結する傾向だったが、伝統が戻ってきた。現役時代2区を3度走り、2度の区間賞を獲得して「箱根のスター」と呼ばれた早大の渡辺康幸監督(41)は「やっぱり2区はこれじゃないとね」とほおを緩めた。前回2区区間賞の高田康暉(3年)を今大会も配置し、「今回の区間賞は本物の実力。高いレベルの戦いになる」と歓迎した。

 前回に続き2区で村山兄弟の対決が実現。7年ぶり優勝を狙う駒大のエースで兄の謙太は2年連続3度目で、前回大会は区間2位に終わった。序盤ハイペースで入って失敗したが、駒大の大八木弘明監督(56)は「前回と同じペースでも大丈夫。力が付いてきている」と1万メートル現役大学ナンバーワンの大黒柱に太鼓判を押した。

 一方、前回覇者の東洋大は服部兄弟の兄・勇馬を2年連続で起用。2月の東京マラソン出場を表明するなど独自路線を進む切り札に対して、酒井俊幸監督(38)は「1、2区で主導権を握る。勇馬が村山に勝たないと優勝は難しい」と期待をかけた。また、初優勝を狙う青学大の原晋監督(47)も同大1万メートル記録を持つ2年の一色恭志を配置。山梨学院大のケニア人留学生・オムワンバ(3年)も加え、「5区の山上り」よりも「花の2区」が箱根路を華やかに彩るかもしれない。 (占部哲也)

 

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