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(朝鮮日報日本語版) 手術中の手術室で院長の誕生日パーティー!?

朝鮮日報日本語版 12月29日(月)10時52分配信

 ソウル・江南の著名な美容整形外科クリニックの医療スタッフが、患者のいる手術室で院長の誕生日パーティーを開いている様子などが収められた写真や動画がインターネット上で出回り、物議を醸している。

 28日、あるオンライン掲示板に「J成形外科看護助務士(准看護師)のインスタグラム(写真共有サービス)の現状」というタイトルで17枚の写真が掲載された。「院長の誕生日」というタイトルの写真では、手術服姿の医療スタッフが火のついたローソクを立てたケーキを手にしており、その後ろの手術台には患者が横たわっているのが見える。また、「手術中」というタイトルの写真には、医療スタッフが手術台に座った院長を囲んでいる様子が写っていた。手術室で8人が何かを食べていたり、人工乳房を自分の胸に当てておどけたりしている写真もあった。使い捨ての手術用手袋を干しているような様子も写っており「手袋を再利用しているのでは」との指摘も出ている。

 これらの写真は同クリニックの看護助務士が自身のインスタグラムで公開したものだ。インスタグラムには、患者が横になっている手術室で院長がケーキのローソクを吹き消す様子を収めた動画も掲載されていた。写真が批判を呼ぶと、この看護助務士はインスタグラムを退会したが、写真はネット上で拡散し続け「美容整形外科で死亡事故が絶えない理由が分かる」などとネットユーザーの怒りを買っている。

 同クリニックは10人以上の共同院長が在籍する大病院だ。病院側は「(スタッフを)きちんと管理できなかった責任がある」と釈明している。一方、警察の関係者は「被害者の通報や第三者による告発などがあれば捜査に着手する」と話している。

最終更新:12月29日(月)11時32分

朝鮮日報日本語版

 

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