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農相 バター品薄で対応見直す考え12月24日 13時00分
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西川農林水産大臣は24日の閣議のあとの記者会見で、家庭用のバターについて、品薄の状態は解消されつつあるという認識を示す一方で、今後はバターの輸入を前倒しして行うなど、対応を見直す必要があるという考えを明らかにしました。
家庭用のバターは、原料となる生乳の生産量の落ち込みなどの影響で品薄となり、農林水産省は、ことし11月までに7000トンのバターを緊急に輸入することを決めたほか、大手乳業メーカーも農林水産省の要請を受けて今月の供給量を先月より33%増やす対応をとっています。
これについて西川農林水産大臣は24日の閣議のあとの記者会見で「農林水産省が首都圏で行った調査では、先週末の時点で15店舗中14店舗にバターがあり、品薄は解消されつつある」と述べました。
その一方で西川大臣は「バターの緊急輸入をもう少し早めに行うこともできたのではないかと反省している。また、生乳の生産量が減っているので、酪農家の支援なども手厚く行う必要がある」と述べ、今後バターが品薄とならないよう対応を見直す必要があるという考えを明らかにしました。