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国産牛肉輸出額62億円超 過去最高に12月24日 4時09分
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ことしの国産牛肉の輸出額は、世界的な日本食ブームに加えて、EU=ヨーロッパ連合がBSEを理由に禁じていた日本からの輸入を再開したことを受けて、すでに10月までの時点で62億円を超え、過去最高になっています。
農林水産省によりますと、ことし1月から10月までの国産の牛肉の輸出額は、去年の同じ時期より43%余り多い62億6400万円余りとなり、すでに去年1年間の輸出額を上回って過去最高になっています。
これは、世界的に日本食ブームが広がったことに加えて、日本でBSEなどが発生した影響で日本からの牛肉の輸入を禁じていたEUがことしから再開したことが主な要因です。
国産牛肉の輸出に向けては、畜産業界などが中心となって今月、輸出促進協議会を設立し、「和牛」ブランドの強化などに一体となって取り組むことを決めたほか、JA全農=全国農業協同組合連合会もロンドンに新たに拠点を設け、EU域内での販売活動を本格化させています。
農林水産省は、こうした取り組みで2020年までに牛肉の輸出額をことしの4倍以上の250億円に増やしたいという目標を掲げています。